一括払い、分割払い、リボルビング払いの違いを理解しよう
クレジットカードの魅力は、代金決済の後払いができることです。その支払方法は、翌月一括払いと分割払い、リボルビング払いとあり、自分の都合(または懐具合)に合わせて使い分けることができます。
この三つの支払方法の違いをみていきましょう。まず、翌月一括払いですが、これは利用代金を翌月の指定日にまとめて返済する方法で、マンスリークリア方式ともいわれます。利息がつかないこともあり、通常の買い物に広く使われています。分割払いは、利用代金を、3回、6回、12回などに分けて返済する方法をいいます。分割回数に応じて利子がつきますが、家具や家電など大きな買い物をした時には便利に使えます。
リボルビング払いは分割払いの一種です。限度額内の買い物なら、毎月最低額を払っていれば、何度でも繰り返し利用できます。利子は残金に応じてつきます。こちらの懐具合に合わせてうまく使えば家計の平準化に役立ちますが、使いすぎると自転車操業(多重債務)に陥りますから注意が必要です。
一括払いで払いきれない時には分割払いを使う
それではどういう場合にどの支払い方法を選べばよいかをみてみましょう。例えば、スーツなど値の張るものを買う場合には、一括払いだと払いきれないことがありますので、分割払いを利用するのがよいでしょう。そう大きなものを買うわけではないが、毎月確実に利用するという人にはリボルビング払いが向いています。
一方、通常の買い物なら、利子のつかない翌月一括払いを利用すべきでしょう。
自分のカードの締め日と引き落とし日をしっかり覚えておきましょう
しかし、どのカードであっても月に一度締め日があり、決まった日にカードの利用代金が口座から引き落とされるというシステムは変わりません。ただし、締め日、引き落とし日は、銀行系カード、信販系カード、流通系カードでは異なるのが一般的です。例えば、JCBカードなら、当月15日が締め日、翌月10日が引き落とし日となります。セゾンカードなら、当月月末が締め日、翌々月4日が引き落とし日です。そして、その締め日を基準にして、支払い猶予期間(ユーザンス)が設定されています。この期間は最低で25日間ですが、締め日の翌日に買い物をすれば、最長で60日以上も延ばすことができます。また、引き落とし日が休日の場合には、代金の引き落としはその翌日になりますが、締め日は休日などとは無関係ですから、そこを間違えないようにしてください。