株式投資は怖くない?
これまで株式投資の経験がない方が、投資をしたいけれども、実際に出来ない理由のひとつは、「損をしそうで怖い」という気持ちだと思います。その「怖い」という気持ちを専門的な言葉に置き換えると「リスク」という言葉になるでしょう。
株式投資は銀行預金と異なり、株価が変動するリスクはもちろんあります。例えば投資した企業の業績悪化などにより株価が下落することは日常茶飯事ですし、投資した会社が倒産したり上場廃止になり、株式が無価値になる可能性もあります。その一方でで大きなリスクの裏には高いリターンがあります。
リスクが大きいと思われる投資チャンスにこそ、上手くいった場合に高いリターンが見込まれると言えるでしょう。
いずれにせよまずは自分に合ったリスクの大きさを考えて見ましょう。
ちなみに、実際に投資を行って株価が気になってしょうがない状態はリスクが大きすぎると考えます。株価をみなくてもどきどきしない金額が自分に合ったリスクと言えるでしょう。
バーチャル投資と小額投資
そこでこれから株式投資を始めたいと考えている方はまず以下の方法で、自分に合ったリスクとリターンのバランスを見つける方法がふたつあります。
一つは、まず「バーチャルで投資を行うこと」です。
初心者が、いきなり、実際のお金で投資をするとなると、とても勇気がいると思います。そこでまずはバーチャルで始めてみることです。バーチャルでの投資は、いくつかの証券会社やゲームソフトなどで提供されていますし、自分で株価を見ながらノートにメモするだけでも構いません。そこで、まずはバーチャルで成功や失敗を繰り返しながら、自分に合ったリスクとリターンのバランスを見つけると良いでしょう。ただしバーチャル投資の難点は、実際にお金を投じていないため、損も利益も他人事のように思えてしまう点にあると思います。そこでお勧めなのはもうひとつの「少額での投資」です。
通常の株式を購入する場合、その投資金額は「株価×単元株数」で決まります。株価はもちろんのこと、単元株数は企業によって異なるので注意が必要です。1株から購入出来る銘柄もありますし、100株からでないと購入できない銘柄もあります。株式投資をしようとすると多額の費用が必要だと思い込みがちですが、実は少額で買える銘柄も多く存在します。例えば1万円以下で買える銘柄100銘柄程度存在しています。株式投資を始めるには10万円もあれば十分です。
また証券会社によってはお小遣い程度の金額で株式投資を始めることが出来るミニ株という制度もあります。ミニ株ならば実際に2~3万円あれば十分に投資を始めることが出来るので、初心者の方でも比較的、気軽に始められるのではないでしょうか。
まずは少額で始めることが大切
株式投資に限らず、新しいことを始める際に、難しいと思っていたことが始めてみると案外簡単だったということも多いと思います。「案ずるより生むが易し」といわれるように、投資をあまり難しく考えず、まずはお小遣い程度で始めて、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくことが大切なのではないでしょうか。