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輸入住宅らしいアイテム -キッチン編-

輸入住宅らしいアイテムとして今回はキッチンを取り上げます。輸入住宅で見かける主なキッチンは、大別すると、アメリカ製に多い木製キャビネットのものと、イタリア製に代表されるモダンなタイプの2種類。それぞれの特徴を説明しましょう。

ファンが多い木製キャビネットのキッチン

木目が美しいアメリカのメーカーのシステムキッチン

木目が美しいアメリカのメーカーのシステムキッチン

輸入住宅のキッチンの代表的存在として、ひとつめに挙げられるのは木製キャビネットの製品。北米スタイルの家で見られ、多くはアメリカのメーカーのものです。デザイン的には、クラシックな雰囲気のものから、ナチュラルなものまでさまざま。共通するのは、どちらも職人が手がけたような素朴な雰囲気と温もりを感じさせること。吊り戸棚やキャビネットの扉に施された立体的な装飾が好まれているようです。

扉の面材は、チェリーやオーク、メープル、パイン材など木を使ったものが多く、突き板や無垢のものがあります。木製の扉の表面を塗装で仕上げたもののほか、汚れが落としやすいように樹脂シートを張ったものなどがあります。

洗練されたデザインが魅力のヨーロッパのキッチン

もうひとつは、イタリア製やドイツ製などヨーロッパのメーカーによるシステムキッチンで、洗練されたモダンなデザインが人気です。曲線ではなく、水平や垂直など直線をいかしたシャープな雰囲気のものがよく見られます。

扉は装飾のないフラットなデザインが多いのですが、扉の種類や取っ手などのバリエーションが豊富なのも特徴です。モダンなデザインから光沢のある扉をイメージする人が多いかもしれませんが、メーカーによってはマットなタイプも選べますし、手入れがしやすいように表面加工をしたタイプもあります。

次のページでは、海外メーカーと日本メーカーのシステムキッチンの違いや、取り入れるときの注意点について説明しましょう。

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