株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

信用取引はなぜ怖く感じるのか?(2ページ目)

信用取引とは保有する株式や現金を担保にお金を借り株式を購入する取引です。初心者の方は信用取引と聞くと「怖い」、「リスクが大きい」と感じる方も多いと思います。そこで今回は現物取引と信用取引で、どれほどリスクやリターンに差が出るかについて統計的に分析してみました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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現物取引のみで運用した場合の検証結果

現物取引のみの場合

現物取引のみの場合


勝率: 34.84 %
勝ち数: 402 回
負け数: 752 回
引き分け数: 0 回

平均損益(円): 2,608 円  平均損益(率): 2.38 %
平均利益(円): 40,726 円  平均利益(率): 28.43 %
平均損失(円): -17,769 円  平均損失(率): -11.54 %

合計損益(円): 3,009,753 円 
合計利益(円): 16,372,043 円  
合計損失(円): -13,362,290 円 

最大連勝回数: 22 回
最大連敗回数: 30 回
最大ドローダウン(簿価ベース): 2,477,350 円(1998/12/01)
最大ドローダウン(時価ベース): 2,863,750 円(1998/10/15)
プロフィットファクター(総利益÷総損失): 1.225
平均保持日数(イグジット済み銘柄のみ): 73.81 日

特に有効な売買ルールと言えるほどのものではありませんが、仮に上記の売買ルールに従って1990年から元金300万円で運用した場合、悪いときで運用資産は84万円まで減少(98年10月)、良いときで600万円(06年1月)まで増加した結果になりました。時価ベースで最も損失を抱えたときの金額(最大ドローダウン)が約286万円と元金と同じぐらいの金額でした。現物取引だけの場合でも、良いときと悪いときの損益の差が680万円ほどあるということがお分かりになるかと思います。

次に信用取引を使いレバレッジを2倍で運用した場合の検証結果です!
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