効果抜群!?お金の家族会議
お金の家族会議は、本音で話せることもポイント。知識の少ない子は、その会議でお金の考え方を学ぶことができます。
具体的な例で言うと、我が家は長女は私立中学校、次女は公立中学校。親が決めたのではなく、子供の希望です。私立の子の言い分は「塾には行かない。そうすると公立+塾と同じくらいの金額になる。私立校に通う以上のことは求めない」というもの。次女の言い分は「公立に行って部活動を頑張る。お金は余りかからないと思うので、塾などは比較的自由に選ばせてほしい、予算的には長女と大差は無い」というもの。
自分にかかる金額を知り、知りえる可能性と比較して、自分の選択したことに無理が無いことを説明し、家計に無理を生じないものであれば予算として認められます。
このような感じの会議です。
お金の力を養うために
その会議で意見を述べられる力をつけるために、我が家は毎週末、子供全員を連れて食品や日用品を買いに出かけます。会計にも子供は立ち会います。決まった予算の中で、どのように工夫しながら購入しているのかを見せていきます。「今回は先週より少ない金額ですんだからおやつを買おう」とか「先週よりオーバーしているから、今週はジュースなし」など、予算を意識させ、その中でやりくりする工夫を教えていきます。そのほか、洋服や靴、学用品なども必要ですが、相談して優先順位をつけ、家計負担を分散しながら購入することを子供たちに考えてもらっています。そんなことを繰り返しているうちに、「お肉はここよりあそこで買ったほうが安かった、同じお金を出すならもう少し多く買えたのに」とか、「1枚1900円のTシャツを買うなら、2枚で2000円のTシャツにしたほうが、2人分買うことができる」などという感覚が自然に出てきます。
子供のうちに、あるお金の中でやりくりする、そういうことをしっかり教えたいもの。昔は当たり前だったのに、最近は少し薄れてきていることかなとも思います。
教えるには家計が一番。そして、家計を教えるには子供が家にいる時間が長くなる夏休みがチャンスです。