金銭教育は身近なところから
子供には正しいお金の使い方を教え、大人になってから困らないようにお金の感覚も育ててあげたいものです。
昔の貧しい時代は我慢することもしっかり教えることができましたが、バブル期でほしいものを手に入れることができたような団塊世代を親に持つ子供(今の30代~40代)は、そういうことを十分教わってこなかったようにも思います。その世代の失敗を振り返り、必要性を再認識されたのが子供への金銭教育です。
金銭教育は、学校や専門機関などが主催して行われる印象がありますが、実はもっと身近で、わかりやすい金銭教育があります。それは各ご家庭の家計です。
家計の状態は子供と共有
子供といえども、家計を消費する一員。家庭内のお金の流れなどは多少知っていてもらいたいですね。小学校の高学年以上にはぜひ意識してもらいたいと思います。我が家にはいくらくらいの収入があるのか、毎月いくらで生活しているのか、そういうことのすべてではなく、一部でもいいですから共有してみましょう。
収入等は子供に知らせることにためらいのある家庭も多いようですので、まずは「毎月の生活費」を知らせてみましょう。そして、1ヵ月、何にどのようにお金をかけていくのかを計画してみます。お金のかけ方にイメージをつけにくいようなら、日々の買い物を一緒にして見るといいでしょう。食品などは毎月いくらに収める予定なので、どこに注意しながら購入しているのか、単にほしいものばかりを買っているのではなく、予算や品物のバランスを見ながら買い物をしていることを子供に伝えていきましょう。
繰り返していると、自分のほしいものが買ってもらえない理由がわかったり、やりくりバランスに興味を持ったりします。子供の感想も毎日聞いてみましょう。
そんなゆとりのある時間をすごせるのは、夏休みがチャンスです。
わが横山家でも、子供と家計の話をしています。その方法をお恥ずかしながら少しお教えします。