システムが前提ではない
ワークライフバランスって、文化です!
ワークライフバランスとは、システムではなく文化です |
ワークライフバランスとは直訳すると「仕事と生活の調和」。ならば本来はそれぞれの中にあってこそのもの。つまり、それぞれが置かれている環境でベストな答えは全く違っていいとガイドは考えています。
例えば育休等のシステムがどんなに普及しようとも必要ない方はいるでしょうし、子育て中であろうとなかろうと残業や休日出勤をしてでも稼ぎたい人もいる。2009年から本格的な議論が予想されるものに「パパ・クウォーター制度」や「ワーク・シェアリング」などがありますが、ワークライフバランス社会とはそれらシステムによって実現するものではないと考えています。
大切なのは一律のシステムではなく、それを文化としてとらえること。そういった意味では、「働くこと」と「休むこと」を区別するよりも、それぞれの立場や価値観を融合して新しい文化を築く方向へとシフトしていくほうが理想に近いと思います。つまり「区別」よりも「融合」が大切であり、それによって築き上げられる文化こそがワークライフバランスの本当に意味するところであるとガイドは考えます。
ワークライフバランスについては今後も様々な議論があって然るべきと考えますが、現在の取り組みが大きく後退するのであれば、それはそもそも景気に左右されやすいシステムだったということに過ぎないのではないでしょうか。いよいよ2009年、これからのワークライフバランスは何処へ向かうべきなのでしょうか。