今、ぜんまいざむらいが人気です!

アンパンマンやしまじろうなど、いつの時代も子供たちが夢中になるのが幼児向けアニメ。乳幼児や幼児をターゲットにし、気をひきそうな色や音を使った単純なアニメ作品も多いのですが、最近は幼児でもわかりやすいストーリーの中に、社会のルールやモラルなどを織り交ぜて「しつけ効果」をねらった作品もたくさんあります。

今回は、2006年4月よりNHK教育テレビで放送が始まって以来、子供たちの人気を集めているアニメ「ぜんまいざむらい」に注目。詳しい内容については公式ホームページをご覧いただきたいのですが、簡単なあらすじは以下の通りです。

ぜんまいざむらい
世の中に善を広める主人公ぜんまいざむらい
(C)m&k/小学館・アニプレックス
【あらすじ】
ある日、盗みに入っただんご屋でネズミにビックリして井戸に落ち、命を落としてしまった善之助。どこからともなく出てきた大福の神に、世の中に善を広めることを約束するかわり”ぜんまいざむらい”として蘇らせてもらいます。

飛び降りた舞台は、江戸が明治に変わることなく続いた、ユニークな未来の江戸『からくり大江戸』。善いことをすると、まげの代わりにつけられたあたまのぜんまいが巻かれ命がのびるぜんまいざむらい。

『だんごやいっぷく』の二階に、相棒の弟分・豆丸と居候しています。周囲には片思い中のずきんちゃんや恋のライバル・なめざえもんなど等、個性豊かなキャラクターが大勢登場します。(あらすじここまで)

原案は「ビオレママ」、「Qoo」などの人気キャラクターCMのクリエイターであり、同局の「でこぼこフレンズ」も担当したm&k。キャラクターデザインも同番組を担当した絵本作家の秋穂範子さんです。

一般的には、キャッチーなキャラクター、テンポのいいストーリー(音楽含む)などが人気の秘密と言われるようですがこの番組のテーマは日常のちょっとしたモラルやマナー。わずか5分という短いストーリーの中には、子供たちばかりでなくパパママへ向けたメッセージが秘められています。

NHK広報局広報部を通じて「ぜんまいざむらい」を製作する方々にお話しをお伺いしました。

製作に携わる方々が考える
ぜんまいざむらいに秘められたメッセージとは?

ぜんまいざむらい
善いおこないは必ず誰かが見ている!現実的には自分であり、親であるという。
(C)m&k/小学館・アニプレックス
先日、幼稚園児から「ぜんまいざむらいは“かっこいい”」というコメントをいただきました。頭にぜんまいを乗せていようが、丸顔だろうが、必笑だんご剣がかっこいいのだそうです。大人が思っている以上に、子供たちのルールの中で『勧善懲悪』は大事なキーワードなのですね。

大人が押し付けたものは、子供たちにはたいてい通用しません。その審美眼たるや、大人以上。見た目の可愛さだけでなく『芯』まで伝わったとしたら嬉しいです。

主人公のぜんまいざむらいは、大人が見ても「人としてこればっかりはちょっと見過ごすわかねはいかねぇプチ悪事」を彼なりに正して『善』を広めるのが使命。例えば、無駄にたくさんのお寿司(しかも高いネタばっかり!)を頼みまくって「残ったら捨ててしまえばいい」というなめざめもん、みんなをだましてお金もうけをしようとする十万屋兄弟、時には勇気をなくした“しり相撲取り”の大関おけつ山に、得意技の『必笑だんご剣』を抜きます。

自分が「間違っている」と思ったことを相手を傷つけずに『必笑だんご』を食べさせて改心させる。そしてその善いおこないは、「必ず誰かが見ている」ということに(番組的には大福の神。現実的には、自分であり、親である)、この5分という短い時間の中で気付いて欲しいのです。

どれも昨今の社会問題や普段の生活に「?」マークを投げかけるような風刺を織り交ぜてあります。お父さんお母さんにとっては、少しむずがゆいシュールな内容に思えることもあるかもしれませんが、そういった意味で家族のコミュニケーションのきっかけとして大人も子供も一緒に見て頂きたいです。

また、舞台となる『からくり大江戸』は電気もガスも原子力もない、そんな世界が続いた未来の世界。ついつい便利な世の中に慣れてしまっている昨今、風力や水力でまかなわれるその世界観・設定から、創意工夫の原点をお子様方に何となく汲み取ってもらえたら嬉しいですね。(以上、NHK広報局広報部)

秘められたメッセージを伝えるのは
お父さん、お母さんです!

以上のように、製作に携わっている方々にお話しを伺ってみると、わずか5分のアニメ番組であってもそのストーリーの中には深いメッセージが秘められていることがわかります。そう考えると、夏休み中に親子で見た映画や、テレビのアニメ番組の中にも、子育てのヒントがたくさん秘められていたかもしれませんね。

キャラクターの「かわいさ、かっこよさ」やグッズばかりが話題になりがちなアニメ番組ですが、その秘められたメッセージを感じ取って子供たちに諭してあげることができるのは、一緒に見ることができるお父さん、お母さんだけではないでしょうか。

見終わった後の親子の会話によっては、子供たちも秘められたメッセージにきっと気付いてくれることでしょう!


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【ぜんまいざむらいよりお知らせ】
ぜんまいざむらい
(C)m&k/小学館・アニプレックス
8月25日(金)・26日(土)は東京・日比谷公園で開催される「GTF日比谷アニメフェスタ」にて、ぜんまいざむらいの着ぐるみショーを開催します。また、商品の販売も行いますので、是非夏休み最後の週末にご家族でお越しください。

テレビ放送はNHK教育にて、月曜から金曜の朝7時50分より放送中。夕方5時40分から再放送もあり。雑誌連載は、小学館「小学一年生」「小学二年生」「コロコロイチバン!」「入学準備 学習幼稚園」で好評連載中です。

詳しい情報は公式ホームページに随時アップしてありますので是非チェックしてください。
ぜんまいざむらい公式ホームページ http://www.zenmaizamurai.com/
<お知らせ>
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