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他人に聞けない 男が学ぶ、おっぱい雑学1

「おっぱい、母乳」、この言葉を男性が語るのは未だにタブーなのでしょうか?今回は、あえて誰も取り上げない男性向けの「おっぱいについての雑学」をあれこれと調べてみました。

執筆者:遠藤 雅大

男もおっぱい・母乳を学ぼう!

「おっぱい、母乳」、この言葉を男性が語るのは未だにタブーなのでしょうか?インターネットで検索してみても、上位表示されるのはアダルトサイトか女性向けのサイトばかり。それどころか「おっぱい」について検索してるのが妻に見つかったときには、冷ややかな視線が待っているはず。

そうかといって妊娠・出産・育児の真っ只中にいる男性にとって「おっぱい」への興味・関心がないわけではありません。そこで今回ガイドは、あえて誰も取り上げない男性向けの「おっぱい、母乳の雑学」について、あれこれと調べてみました。

妊娠中のおっぱいって……?

妊娠中はおっぱいのケアも大切!
妊娠中はおなかばかり気にしがちですが、中期以降はおっぱいのケアも大切!
一般的には妊娠前のおっぱいの形や大きさに関係なく、母親になればおっぱいは自然に出るものです。ただし、おっぱいが出る量や左右差というのは誰にでもあることで、出産後のスムーズな授乳生活を送るために、産婦人科や育児雑誌などでは妊娠中からおっぱいのケアをアドバイスしています。

一般的におっぱいが張り始めるのは妊娠中期以降、この頃になると乳首から液体が出ることも珍しくなく、清潔にしていないと乳腺炎の原因にもなってしまうそうです。ガイドが調べた限りでは、入浴時にきれいに洗う、マッサージをして乳首をや柔らかくする、ベビーオイルを塗って乳首を保護する、おっぱいを圧迫しすぎるようなブラジャーは控えるなど、妊娠中からおっぱいについては様々なケアが提案されています。

つまるところ、出産が近付くにつれて「マッサージはOK!乳首を傷つけるようなことはNG!」で、「ノーブラはOK!寄せて上げるブラジャーはNG!」ということに。夫として、少なくともこれくらいは覚えておきましょう!

産後の授乳、おっぱいができる仕組み

女性の体ってスゴイです!未だ医学的に解明されていないことも多い「おっぱいのメカニズム」なのですが、ガイドは調べていくうちに、女性の体の神秘的な部分にたどり着きました。

おっぱいができる仕組み
おっぱいが出るメカニズム、それは赤ちゃんの成長と密接な関係が…
何と「おっぱいは受注生産システムを採用している!」というのです!驚くべきことに体内でおっぱいが作られる量は、すなわち赤ちゃんに必要な量だというのです。しかもその成分は今日と明日、1ヵ月後と半年後では異なり、赤ちゃんの成長に合わせた最適な栄養が作られているのです。

産後まもなくはホルモンの分泌により急激におっぱいが張り、痛くてどうしようもないということがあるそうですが、その後は赤ちゃんが乳首を吸う刺激が脳へ伝達され、体内でおっぱいが生産され、乳腺を通って赤ちゃんへ届けられるそうです。

さらに、授乳の際に分泌されるホルモンには気分を落ち着かせる効果もあり、育児に前向きになれるとのこと。おっぱいをあげることには、ストレスの溜まりがちなママにとっても利点があるのです。

この「おっぱい」、見るからに白い液体ですが、実は血液からできています。初期にでるおっぱいを「初乳」といい、栄養はもちろん、生まれたばかりの赤ちゃんを守るための免疫や抗体が豊富に含まれています。市販の粉ミルクも栄養面では母乳と大差ないそうですが、免疫や抗体は含まれていません。赤ちゃんは産まれるときに、病気に対する抵抗力(免疫)を母親からわけてもらいますが、「生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんが風邪をひきにくい」という理由には、おっぱい育児が深く関与していたのですね。

また、おっぱいを飲む量に制限はありませんが、粉ミルクの場合は赤ちゃんの成長にあわせて1回に与える量が決まっています。これは、おっぱいの方が消化吸収が早いということ、おっぱいと比べると哺乳ビンのほうが飲みやすく赤ちゃんが飲みすぎてしまう恐れがあるからなのだそうです。


>>次ページでは、粉ミルクについても勉強しましょう!>>



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