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賢い延長保育時間の設定方法とは?(2ページ目)

保育園はもちろん、最近では幼稚園でも長時間の延長保育(預かり保育)を実施しているところが増えてきました。延長保育をどのように考えていけばいいのでしょうか?

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

子育て中は仕事にも余裕を持って

育児休暇が明けて、「やっと会社に迷惑をかけずに済むようになった!」とばかり、勤務時間を延ばしてしまう人が多いようですが、「一度のばした勤務時間を短縮するのはもっと難しい!」ということを忘れないでください。勤務時間を最初から延長保育の最大限の時間まで延ばしてしまうと、自分も大変になってしまいますし、子どもの負担も大きくなります。子育てと仕事の両立は、本当に体力&気力を使うものなのです。職場の理解必要ですが、保育園のうちは出来る限り時間を短く切り上げる工夫が必要でしょう。

上司に言うときも、もちろん「うちの保育園は夜10時までの延長が可能です」なんて、口が裂けても言わないで。「働ける」と思われれば、働かざるを得なくなります。時短を利用できるのであれば、マックス利用しましょう。


後には小学校が控えている!

第1子の保育園時代に本腰を入れて仕事を再開してしまうことには、いくつかの問題があります。まず、第2子、第3子を産む時に縮小するのが大変だということ。バリバリに仕事をしていればいるほど、第2子、第3子のために育児休暇を取りにくくなってしまうかもしれません。

それから、もっと大きな問題は、小学生になると保育園のときのようなケアは何もなくなる!ということです。学童保育では、保育園並みの延長保育はほとんど行われていません。保育園のシステムは、子どもを預けて働く親のために設計されていますが、小学校以降は全くそうではありません。

子どもが小学生になってから、泣く泣く仕事をあきらめる親(特に母親)は少なくありません。細々と、長く続けていくためには、保育園時代にあまり思い切り復帰しようと思わないことです。

仕事はもちろん大切ですが、子どもはそれ以上に大切なものでは? 自分も年を重ねて、どんどん体力的につらくなってくる時期でもあります。毎日長時間保育を続けると、週末には親も子もヘトヘトになってしまいますよ。子どものためと同時に、自分の健康のためにも、延長保育を上手に利用していくべきです。

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