2009年5月16日、神戸市で日本国内初の、海外渡航歴のない新型インフルエンザの感染者が確認されました。それ以来、感染は拡大の一途をたどっています。大阪、兵庫ではほぼ全域で小・中・高校・支援校などの休校が決まり、大学や幼稚園、保育所にもその範囲は広まってきています。

それでも、大人の生活は普段とほぼ変わりなく続けられます。小学生や中学生なら、お留守番させることも可能ですが、幼稚園児や保育園児の赤ちゃんを家に置いておくわけにはいきません! 住んでいる地域やその周辺で新型インフルエンザが発生したとき、園児を抱える親はどうすればいいのでしょう?

普通はしない保育園の「閉鎖」

保育園
新型インフルエンザ発生で、保育園が閉鎖される可能性はあるの!?
毎年、主に冬になると流行するインフルエンザ。大流行して、多くの子どもが発症した場合、学校や幼稚園では「学校閉鎖」になることがあります。でも、保育園ではどんなに流行して、クラスのほとんどの子どもがお休みしても、基本的に「閉鎖」になることはありません(ガイドの経験では、インフルエンザの流行で、20人いるクラスでたった2人の子しか来なかった日でも、閉鎖にはなりませんでした!)。保育園は親が働いているなどして、日中、世話を受けられない子どものための保育施設。その性格上、いくら病気が流行っても、閉鎖になることはないのです。

ところが、今度の新型インフルエンザでは、患者の発生している神戸市などで保育所が閉鎖になる!と報道されています。それはなぜなのでしょう?

厚生労働省の保育課の担当者によれば、今度の新型インフルエンザへの対応は、すべて政府が定めた新型インフルエンザに対する行動計画を基にしているのだそう。行動計画では、新型インフルエンザが発生した場合、都道府県を通し、市区町村の保育園に「休業要請」をすることになっています(いわゆる閉鎖、ですね)。しかし、これはあくまでも「要請」に過ぎず、法的な根拠はありません。