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口呼吸には危険がいっぱい!(2ページ目)

鼻で呼吸していると思っていても、無意識のうちに口呼吸をしてしている人がかなり多く、その口呼吸が、さまざまな病気の原因となっているというのです。鼻呼吸への矯正方法もご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

鼻呼吸と口呼吸の違い

■鼻呼吸

●吸い込んだ空気の除塵をしてくれる 
私たちが、吸い込む空気には、さまざまな病原菌が含まれていますが、病原菌の50~80%は鼻の粘膜に吸着され、処理されます。

●吸い込んだ空気の加湿をしてくれる 
鼻呼吸の場合は、冷たくて乾いた空気でも、鼻腔で暖められ、湿度を含んだ状態で、のどまで到達します。加湿が不十分だと肺胞の粘膜になじみにくく酸素がスムーズに吸収されません。

●病原菌の繁殖を抑える 
吐く息も、鼻腔を通ることで、鼻腔を適度に乾燥させ、カゼのウイルスなどの病原菌の繁殖を抑える効果を発揮します。

その結果……

●免疫力向上
●からだに十分な酸素が吸収される 
●脳が活性化され、筋肉も生き生きする

■口呼吸

●病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまう 
口から吸引した空気は、そのままのどまで行ってしまい、のどの粘膜が、さまざまな病原菌に無防備におかされることになります。そしてこうした病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまいます。

●のどを乾燥させ、加湿不十分な空気が肺に入る 
のどには、温度、湿度の調節機能がないので、ほぼ吸い込んだときと同じ状態の空気がのどを直撃し、のどを乾かしたり、冷やしたりして、リンパ組織に損傷を与えます。

●鼻腔や副鼻腔に細菌やウイルスが増殖しやすくなる
空気が鼻腔を通らないと、汚れがたまり、常にじめじめした状態になるため

その結果……

●免疫力低下 
●酸素が吸収されにくい


>> では、この口呼吸を続けていると、どうなるのでしょうか

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