手のひらに収まってしまう小ささの極低出生体重児用おむつ、パンパース“P-xs"(適応体重500g~1.2kg位)。 |
保育器の赤ちゃんと母親をいやす極小おむつ
極低出生体重児用おむつ、パンパース“P-xs"(適応体重500g~1.2kg位)は、3人の子どもの母であるP&Gの女性スタッフの「最もデリケートな小さい赤ちゃんを、私たちのパンパースがケアしたい」という思いから誕生したそうです。日本にパンパース“P-xs"が本格導入されたのは2007年10月とのこと。それまで、ぶかぶかのおむつを工夫しながら使ったり、生理用ナプキンなどで代用しながら、小さな赤ちゃんのケアに携わっていた看護師の方々からの強い要望があり、導入されたそうです。(パンパース“P-xs"を使用している病院は、現在、NICUの3割程度)
極低出生体重児の赤ちゃんの多くは、生命を維持するためにチューブを裸の身体にいくつもつけて、保育器に入っています。
赤ちゃんを小さく産んでしまったお母さんは、わが子を自分の手で抱けなかったり、もがいたり泣いたりしていても見ているだけしかできないというもどかしさを感じ、小さく産んだことへの罪悪感に苦しむ方も少なくありません。
パンパース“P-xs"が導入されたことによって、赤ちゃんが一人の人間として認められていると感じたり、赤ちゃんのおむつ替えを、看護師さんと一緒にしたりしながら、お母さん自身の心もいやされていくようです。
保育器の赤ちゃんはもちろん、お母さんの心もいやしてくれる、小さな小さな紙おむつのご紹介でした。
取材協力:P&Gパンパース赤ちゃん研究所
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