名古屋の観光・旅行/名古屋グルメ

和菓子処・名古屋の夏のひんやり和スイーツ(2ページ目)

蒸し暑~い名古屋の夏。こんな時に味わいたいのが冷たいスイーツ。名古屋は実は和菓子作りが盛んな土地柄で、老舗和菓子店の喫茶が都心部で見つかる。和菓子処&喫茶店処の名古屋ならではのひんやり和スイーツで、一服の涼を楽しんで。

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド


■ 雀おどり總本店 (栄)

大人気のかき氷に夏限定の
絵心あふれる寒天

創業は1856年。都心の中心部、大津通りに面する

創業は1856年。都心の中心部、大津通りに面する

江戸末期創業で150年以上の歴史を誇る雀おどり總本店。松坂屋のまん前という超一等地に店舗を構えているのも、古くから街中で商売を続けている老舗だからこそです。

名古屋銘菓・ういろうがおみやげとして人気の同店ですが、店舗は茶店にもなっていて、作りたての和菓子など和甘味の数々を食べられます。

 

大島金時ミルククリームわらびかんてん850円

大島金時ミルククリームわらびかんてん850円

人気は何と言ってもかき氷。夏は行列ができるほどの看板商品で、お客さんの要望に応えて7~8年前から1年中出すようにしたそうです。

まずびっくりするのはそのボリューム。高さ30cm近くもあるでしょうか。この見た目だけで暑気払いになります。

ここではアイスやあんこなどを好みに応じてトッピングしていくことができ、オーダーした大島金時ミルククリームわらびかんてんはいわゆる“全のっけ”。わらびもちとかんてんの異なるぷるぷる感が、シャクシャクした氷の中で不思議と一体感を感じさせます。そして何と言ってもポイントは西表産黒糖。甘さに深みがあり、いくら食べ進んでもまったくしつこくなりません。

梅蜜氷も評判で、南紀産の梅を使った蜜によってさっぱり感がさらにアップします。


金魚羹は抹茶・ういろう付きで500円。持ち帰りは1個250円

金魚羹は抹茶・ういろう付きで500円。持ち帰りは1個250円

金魚羹は見た目で涼を演出してくれる夏限定の生菓子。水色のグラデーションがかかった寒天の中で、羊羹製の赤い金魚が泳いでいるという絵心がお見事です。

店内には小さな池があり鯉が泳いでいるので、その姿を見ながら羊羹の中で泳ぐ金魚を口に含めば、涼やかな気分がいっそう増すというものです。

○オンライン購入はこちら

 

赤みそところ天450円

赤みそところ天450円

珍しく、そして名古屋らしい一品としてお試しいただきたいのは赤みそところ天。ところ天といえば酢醤油が常識ですが、ここでは何と赤味噌がかけられています。ウケを狙った珍メニューかと思いきや、これがウマイ! 味噌だけじゃなく酢醤油もかかっているのでまろやかさの中にさっぱり感もあり、さらにわさびが味噌の風味の強さをほどよく押さえてくれていて実に食べやすいのです。通年の商品で、冷たいというワケではないのですが、ところ天のつるつるしたのどごしのよさはいかにも夏向き。赤味噌味という名古屋らしさと合わせて、思わぬ涼を感じられることウケアイです。


・ 住所:名古屋市中区栄3丁目27-15
・ TEL:052・241・1192
・ アクセス:地下鉄栄駅・矢場町より徒歩3分
・ 営業時間:10時30分~19時
・ 定休日:無休
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