今回はそんな風に自宅を設計したいと考えた上海の若きセレブの住宅から、エキゾチックなインテリアをお届けします。
上海セレブは別荘に住む!
ゴルフ場に隣接する大きな住宅が目を引きます。
上海には、株、不動産、起業などの成功によって財をなした人がたくさんいます。超高層ビルに住む方もいますが、郊外の一戸建て=別荘(とはいえ、ほんの少し離れているだけ)を手に入れて優雅に暮らす方も多いのです。
ゴルフ場に隣接した地下1階地上3階建ての大きな邸宅に住むTさんご夫妻もそんなセレブです。
中国では、新築の一戸建てやマンションは、内装を施さずにスケルトンのまま引き渡されるのが一般的。施主は設計事務所や工務店に依頼をして住める状態にします。
エレガントにエキゾチックに
明るく開放的なイメージのリビング。窓の前のデザインが印象的。
Tさんのインテリアのテーマは「アマンリゾート風」。旅行で滞在したいくつかのアマンリゾートからインスピレーションを受け、上質で洗練されたエキゾチックなインテリアを希望していました。友人を招いたときにも自慢できるような家にしたかったそう。 そこで、室内の設計からインテリアアイテムの提案までを日本と上海で活躍中の「大島設計」に依頼しました。
玄関のドアを開けると、明るくエレガントで、異国情緒のある空間が広がります。一階のリビングとダイニングはアマンリゾートの中でも、モロッコをイメージしています。
廊下からリビングをみたところ。列柱のモチーフは廊下やダイニングなどでも繰り返し使われています。
窓の前や廊下部分には、モロッコなどに見られる回廊(コリドー)に並ぶ柱をイメージしたモチーフを取り入れ、窓の部分は、そのモチーフ部分の二重壁を利用してカーテンを納めるスペースにしています。
玄関からリビングに続く廊下からは右の風景が目に入ってきます。モチーフ越しに、リビングが、更に奥には庭が視界に入り、あたかもモロッコのコリドーを歩いているような気分になります。
リビングに隣接するダイニングも素敵ですよ。
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