男性の浴衣の着付けと帯結び（貝の口）(2ページ目)

 

 角帯の結び方（貝の口）

■手を折り、たれを体に巻き付ける

1：角帯の端（手）を20～30cm半分に折り、輪が下にくるようにして背中の中央に当てる。
基礎知識：角帯を結ぶとき帯の端を半分に折ったほうを「手」と呼び、もう一方を「たれ」と呼びます。








  2：体型に合わせて、一巻きごとにしっかり引き締めながら胴に二巻きから三巻きする。









  3：二巻き目（又は三巻き目）に背中の中央でたれと手を合わせてたれの長さを手と同じ長さに決める。帯幅が広いものや生地が厚めのものは、たれを少し長めに取っておく。







  4：余った帯は、胴に巻いた帯の内側へ折りこんでおく。











■結び目を作る
  5：たれを手の上に重ねて交差させる。









  6：そのままたれを上に引き抜き、しっかりと締める。









  7：たれを垂直に下ろし、左斜めに折り上げる。










  8：手をたれの中に通し、手とたれを左右に引いて結ぶ。この時あまり引きすぎると結び目にシワができるので注意。








 

角帯を粋に結ぶコツ

貝の口は、角帯の結び方の中でも最もポピュラーな帯結びのひとつですが、同じ結び方でも結び目を真後ろではなく、少し左右どちらかにずらして結ぶとそれだけでとても粋に見え、雰囲気も変わってきます。このようなちょっとした工夫で人と差を付けるテクニックは、他の結び方にも応用できますので、覚えておくと便利です。

▼男性浴衣のコーディネートはこちらを参照
彼氏に教えたい！ 男性の粋な浴衣着こなしテク