サラリーマンパパの厳しいおこづかい事情の中でのやりくりは?
愛妻弁当持参の倹約派も増え、弁当持参回数も週1.3回から1.5回に増加
厳しいお財布の中で、やりくりするためにまずは「ランチ代」。一食当たりの平均額は昨年から90円減って、500円になりました。10年前の2001年は710円で、以降は年々減って今年はついにワンコインとなりました。
そして「飲み代」。こちらも1回当たりの飲み代は、昨年の5,170円から約1,000円減って4,190円になりました。回数も月平均3.3回から2.9回に減りました。
ランチも飲み会も一生懸命にやりくりしている様子が伺えるアンケート結果となりました。おこづかいが減っても、梅雨や夏の暑さにも負けずにがんばるサラリーマンパパを応援したくなります。
おこづかいアップの兆しも
経済状況が厳しかったここ2~3年でした。一方で、足元では企業分野を中心に景気の底入れから上昇に向けて反転の兆候も見え始め、国内外の経済見通しも各国の経済成長見通しなどで、力強いものも多くなってきました。今後の数年間でガマンが報われる時期が訪れる可能性は十分にあります。
金融知力のアップとライフプランに沿った各種金融商品の活用を意識して行動することで、おこづかいアップや家計のゆとりを生み出している家庭も増えてきました。
家計以外からおこづかいを捻出することも可能
例えば、数年間だけ我慢しておこづかいの中から、コツコツと収益分配型の外国債券投資信託や不動産投資信託などを、積立購入していった場合のイメージを見ると次のとおりです。<年間配当利回り5%の場合>
●毎月2万円の積立を5年間続けると積立総額は120万円
(2万円×12ヶ月×5年間=120万円)
その後、積立てで購入した投資信託から毎月分配金を受け取ると、その後は一ヶ月当たり5,000円の配当収益をゲットし続けられます(元本120万円×5%÷12ヶ月=5,000円)。
●毎月3万円の積立を10年間続けた場合は積立総額は360万円
(3万円×12ヶ月×10年間=360万円)
毎月の分配金は年間で18万円、毎月15,000円ほどおこづかいを増やせる計算です(360万円×5%÷12ヶ月=15,000円)。
いずれも積立てている間は、分配金を受け取らずに分配金で再投資(同じ投資信託の口数を買い増し)をすることで、より大きな複利効果も得られます。
今は、年間の配当利回り程度の毎月分配型の投資信託はゴロゴロあります。今後、おこづかいが上がった時がチャンスですね。おこづかいは増えなかったものと思って、今のおこづかいとの差額からコツコツと貯めていくことも可能ですから。