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ムムムっ!会社員のおこづかい3年連続減少

この春のサラリーマンのおこづかいの平均額が、昨年に比べて5,000円も減ってしまいました!家庭の中での仕分けの結果でしょうか?気になる今後の行方はいかに。

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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サラリーマンのおこづかいの推移と現状

理想のおこづかい額の平均は61,300円。現実とのギャップは?

理想のおこづかい額の平均は61,300円。現実とのギャップは?

景気は底打ちから回復の兆しも見え始めましたが、それはまだまだ企業の業績レベルの段階のようで、サラリーマン家庭に収入アップなどの回復の波が届くには、もう少し時間がかかりそうです。

そのような状況の中で、サラリーマンのおこづかいはどのような影響を受けたのでしょうか?新生フィナンシャルが毎年アンケート調査を実施して発表する「2010年サラリーマンの小遣い調査」をチェックしてみました。

●おこづかいの平均は40,600円

昨年の平均額(45,600円)から5,000円ほど減ってしまいました。年代別では次のとおりです。

<年代別>
・20代 44,500円(昨年の45,600円から1,100円ダウン)
・30代 40,100円(47,300円から7,200円もダウン!各世代では最大の減額!)
・40代 38,500円(43,200円から4,700円のダウン!世代の中でも最も少ないおこづかい)
・50代 39,400円(46,200円から6,800円のダウン!)

昨年からの減額率で見ると、20代が▲2.4%・30代が▲15.2%・40代が▲10.9%・50代で▲14.7%のダウンとなりました。

20代は微減にとどまったものの、落ち幅としては30代と50代で15%と厳しいものになり、最もおこづかいが少なかった40代もさらに1割ダウンとなりました。厳しかった家計のあおりを、サラリーマンパパがモロに受けてしまった形です。


輝かしかったあの頃に戻ることはないのか?

 サラリーマンのおこづかいが輝いていた時を探すためには、20年前まで遡らないといけません。これまでの主なおこづかいの推移は次のとおりです。

・1990年 76,000円(なんと今年の平均額の1.87倍!バブル景気のピーク)
・1995年 58,700円(1990年を境に徐々に減額・・・)
・2000年 60,300円(少しは盛り返してきた)
・2005年 40,600円(2000年の2/3まで下がり、今年と同じ金額に!)
・2006年 45,400円(いざなみ景気の後半)
・2007年 48,800円(過去5年の中では最も多い金額)
・2008年 46,300円(リーマンショックの年・・・、下がり始める)
・2009年 45,600円(給料とボーナスも増えない中、何とか乗り切った1年間)
・2010年 40,600円(ここがボトム(底)で回復するか!?)

なお、昨年のおこづかいに対して今年のおこづかいがアップした人は僅かに6.6%、逆にダウンした人は17.3%でした。家庭にも仕分けの波が押し寄せている様子が伺えます。

そんな中でのサラリーマンのやりくり事情と、今後の見通しについてみてみましょう。
 

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