そんな中、「九州を東洋一のオリーブアイランドに!」と壮大な構想を掲げた社団法人から、企画参加のお誘いが飛び込んできました。オリーブと地域活性化!ウ~ム、これは面白くなりそうだ……
↓オリーブライフはようこそ! バックナンバー↓
・オリーブライフへようこそ!構想編(2)
・オリーブライフへようこそ!始動編(1)
オリーブ農園は2万平方メートル
入念にオリーブ農園候補地をチェックしています
国内産オリーブオイルの供給基地である香川県小豆島の、09年度の生産量はわずかに15トン。それに較べ日本の年間消費量は07年度実績で30,000トンで、自給率は0.05%に過ぎません。気候風土を考慮するとき、九州はオリーブ栽培の最適な候補地です。今後安定した、安心安全な国内産オリーブオイルの増産が求められています。
さて、急浮上したオリーブ農園の候補地。早速、九州オリーブ普及協会(KOA)のスタッフ全員で、いそいそと訪問しました。KOAに協力してくれているイタリア会館・福岡のD氏と、トスカーナのオリーブ栽培指導者のG氏(お二人はイタリア人の、ちょいワル風の渋い兄弟です)も同行してくれました。
場所は九州一の大都市福岡市の都心部から、わずか13キロメートルに位置する安徳台と呼ばれる台地。地表から10メートルほどの高さで、頂上部分は10万平方メートルの広さがあります。平坦な台地は、蜜柑、茶木、野菜畑、様々な野草などで、見渡す限りの緑のパノラマ。優しい日本の里山の風情です。
この土地から東洋一のオリーブアイランドを目指します
ただし、オリーブは植樹から実をつけ収穫できるまで、約5年ほどかかってしまいます。そこで出番なのが、比較的時間に余裕のある高齢者やリタイア前後の団塊世代。この農園でのオリーブ栽培を通して、彼らの生きがいづくりや仲間づくりの舞台としても活用してもらおうという狙いもあります。
イタリアから駆けつけてくれたG氏からも「高温多雨の九州は栽培に適している」と太鼓判。目指すぞ!九州を東洋一のオリーブアイランド!!
次回は、KOA始めてのイベント「オリーブ祭り」のレポートです!