郷に従うか我が道か、あなたはどっち?

田舎暮らしの新規移住者として地域に溶け込むにはどうしたらいいか?まず一般的には、あまり知らない人にもひたすら挨拶をする。共同作業や地域のイベントにはできるだけ参加する。回覧板の配布や子供会の世話など積極的に当番を引受ける……。とまぁ、やや我慢しつつも、地域の人々や慣習まで丸ごと受け入れる「郷に入れば郷に従う」型の田舎暮らし。

ベッタリとした付き合いがどうしても苦手な人には、ポジティブな「他所(よそ)者」としてスタンスもオススメです。新参者として適当な距離を置きながら、冠婚葬祭といった地域の慣習は押さえる。宴席に誘われたらできるだけ付き合う。集会では地元の慣習にとらわれない意見をやんわりと述べてみる……。あせらずじっくりと地域にとけ込む「郷に従い+マイペース」型の関わり方です。

最近の地域社会では、昔から受け継がれている慣習や行事などに、無理に参加することもないと考える地元の人も増えてきています。いい顔ばかりを見せて付き合いをしていると、だんだんと煩わしく感じるようになってしまうのが人付き合い。最初から自分の意思をはっきりと伝えておけば、地元の人たちも余計な気を使わずにすむのではないでしょうか。

一方、義理だけで出席しても意味がないし、時間のムダ。田舎の自然を楽しみにきたのに、移り住んでまで近所付き合いする必要はない、と「我が道をいく」型の強気の田舎暮らしも選択肢としてあります。都会や田舎だとか関係なく、気の合う人合わない人がいるのは当然。そういった意味ではあまり「田舎の付き合いだから」と無理して合わせる必要はないかもしれません。せっかく自分(夫婦)で勝ち取った田舎暮らしですから誰にも文句を言われることはありませんが、これから移住地で暮らす数十年を考えると、少々寂しい生活ではあります。もし、人付き合いをあまりしたくないのでしたら、別荘分譲地などを検討されるのも一つの方法でしょう。

「昔取った杵柄」型で地域社会を攻略

都会で培った自分の特技や趣味をアピールすることも大切です。田舎では趣味や文化的なことをやろうとしても教える人が少ないのが実情。インターネット、茶・花道、焼き立てパンづくり、ピアノ演奏など、一定レベルの実力があるなら地域文化のブラッシュアップに役立つことができます。一人から始める田舎貢献ですね。

特に団塊世代は、若い頃の学生運動から最近の企業活動までチームプレイ(あの頃は連帯と呼んでいましたなぁ)に力を発揮する世代でもあります。地元の図書館や学校、村祭りなどの地域イベント、老人会や趣味のサークルなど、あなたが培ってきた体験と能力、リーダーシップなどを必要としているグループも多いはずです。身近な地域社会は自分の得意技を発揮でき、仲間を探せる場として最も適切だと思えます。

地域の福祉センターや公民館の活動に参加する方法もあります。料理・手芸・絵画・書道・陶芸・木工・俳句・舞踊・コーラス・園芸など、田舎でも都市のカルチャーセンターに負けないメニューが揃っています。そこでは新旧住民が生徒になったり、地元の達人や移住者が先生になることで、新しい交流と人付き合いが広がっていくはずです。

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