マレーシア/マラッカ

マラッカのチャイナタウン

ヨーロッパのいくつもの列強国に支配されてきたマラッカ。現在は中華系が多く住みのどかな日常が繰り広げられています。そんな中華系マレー人の生活を垣間みられるのがチャイナタウン。

執筆者:キム 実佐子

プラナカン文化が根付く、マラッカのチャイナタウン

ショップハウスと呼ばれる中国式の建物。1階はレストランや、お土産物屋に

マラッカのチャイナタウンに軒を連ねるショップハウスと呼ばれる中国式の建物。1階はレストランや、お土産物屋として使われています

マラッカ川を挟んで西側に広がるチャイナタウン。今なお、プラナカン文化が根付くエリアです。プラナカンとは、大陸からやってきた中国人とマレーの女性が結婚して生まれた「混血 (プラナカン)」の文化のこと。チャイナタウンでは、その文化に触れてみましょう。

ババ・ニョニャ ヘリテージ博物館

中国とマレー文化、そして西洋文化が見事に調和した内装や調度品に注目して

中国とマレー文化、そして西洋文化が見事に調和した内装や調度品に注目して

プラナカンの大富豪の邸宅がそのまま博物館に! 豪華絢爛な調度品や、日用品がずらりと並び、彼らの生活がうかがえます。館内は一切撮影禁止なので注意しましょう。

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■Baba Nyonya Heritage Museum(ババ・ニョニャ ヘリテージ博物館)
住所:Jalan Tun Tan Cheng Lock
開館時間:10:00~12:30、14:00~16:30
入場料:大人8リンギット、子供4リンギット
英語のインストラクターによるツアーのみ

 

ジョンカー通り

ショップハウスをモダンに改装したインテリアショップや、カフェは観光客に人気が高い

ショップハウスをモダンに改装したインテリアショップや、カフェは観光客に人気が高い

ショップハウスと呼ばれる2階だての長屋が続く通り。マラッカのメインストリートでもあり、カジュアルな食堂から洒落たレストラン、カフェ、お土産屋が立ち並びとても賑やかです。土曜日の夜にはナイトマーケットが開催されます。

詳細記事はこちら>>>マレーシア人で賑わうジョンカー通りの夜市/マラッカ

 

チェン・フン・テン寺院

小さな街の中に中国寺院、キリスト教会、モスクが点在するのがマラッカならでは!

小さな街の中に中国寺院、キリスト教会、モスクが点在するのがマラッカならでは!

マレーシア最古の中国寺院です。 中国南部の建築様式を取り入れ、屋根に施された陶磁製の繊細で美しい装飾に注目!

<DATA>
■Cheng Hoong Teng Temple(チェン・フン・テン寺院)
住所:25, Jalan To'kong
開館時間:7:00~19:00
料金:無料
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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