難関大学は依然として入学厳しく

東大
大学の統合再編のニュースが多い。日本は人口を考えると、大学の数が多すぎるといわれている

大学全入時代といえども、東大や京大を筆頭とする旧帝大系の大学は難化している。文部科学省によれば、2008年は18歳人口が2007年より4.8%減少し、全入が加速するのではないかと思われた。ところが実際には旧帝大系の難関大を中心に、ほぼ倍率がアップ。前年を100%として集計してみた。主要な大学の結果は以下の通り。

  • 東大106%
  • 京大105%
  • 大阪大152%
  • 北海道大100%
  • 東北大88%
  • 一橋大102%
  • 名古屋大82%
  • 広島大108%
  • 九州大97%

(※大阪大学52%の増加は、大阪外国語大を統合した結果)

これ以外の地方国公立大も前年並みか、あるいは増加している大学が多い。受験者自体が減少しているにもかかわらず、全般的に志願者が増加した要因のひとつは2007年に比べ、2008年の大学入試センター試験がやや易しくなり、国語、数学、地歴、公民の中で平均点があがった教科が多かったことが考えられる。

一方、2009年2月5日段階での集計(大学発表)では若干微減している大学が多い。東大では、志願者数前年比98%(2月5日付け)になっている。これはセンター試験(英語、国語)が難化したことによるものだ。最終的な集計では全体的に微増になる模様。ただ、東大や京大を筆頭とする難関大は志願者が多少減ったとしても激戦になることは間違いない。

景気動向に不安定な要素が多く、とりあえず大学に入りたいという志向より、できる限り上位大学に入りたいという明確な目標を持つ受験生が増えているという点もある。予備校現場でも、私立志願者より国公立大志願者が多いという傾向が見られる。親の立場からも学費の安い国公立大を志望してほしいという願望があるようだ。今後、ますます難関国立大への進学者は増えそうだ。