ルネサンスの都 花のフィレンツェ
花のように美しい都、フィレンツェ。この町の名前は、ローマ時代につけられた「フロレンティア(花の女神)」に由来します。花の女神フィレンツェが読んで字のごとく、「開花」するのは1400年。1300年代末に流行したペストが去ると、新たに復興する気風が高まり、経済活動、芸術活動を大いに刺激しました。これが、いわゆる「イタリアルネサンス」です。芸術、文学、建築、医学などあらゆる分野で、失われてしまったローマ・ギリシャ時代の高い技術、芸術、思想の再評価、再構築が行われます。小さな宝箱のようなフィレンツェには、町歩きをするだけで、イタリアルネサンスの足跡を追うことが出来ます。
町の中心をアルノ川がゆったりと流れるフィレンツェ。小さいながらも、ルネッサンスの偉業を今に見る芸術作品がぎっしり |
何処に行くにも歩いてまわれるフィレンツェの見どころを、アルノ川の手前と向こう側、6つのエリアに区分してみました。
【アルノ川の手前】
- ドゥオモ~シニョリーア広場 ルネサンス地区
- サンタマリアノヴェッラ広場~トルナブオーニ通り ショッピング地区
- メディチ家礼拝堂 中央市場地区
- サンマルコ修道院~アカデミア美術館 美術館地区
- ヴェッキオ橋~ピッティ宮~サントスピリト広場 職人地区
- サン・ニッコロ~ミケランジェロ広場
ドゥオモ~シニョリーア広場 ルネサンス地区
圧倒されるようなボリュームと、美しい色大理石の組み合わせが見事なドゥオモは、フィレンツェ観光のまさに花 |
赤いレンガ屋根のクーポラやジョットーの鐘楼に登れば、フィレンツェの町を一望 |
ドゥオモからシニョリーア広場に向かう途中のカルツァイウオーリ通りはフィレンツェ一の目抜き通り。有名カフェが立ち並ぶレプッブリカ広場やこの通り沿いは、週末、地元フィレンツェ人で賑わい、大道芸人や移動遊園地なども登場します。
【ドゥオモ~シニョリーア広場 ルネサンス地区】
- ヴェッキオ橋~ピッティ宮~サントスピリト広場 職人地区へ徒歩10分
- メディチ家礼拝堂 中央市場地区へ徒歩10分