幼稚園受験面接当日
面接は家庭が学校へ行う自己紹介。簡潔に、しかし気持ちを込めて |
服装はほとんどの人が、「お受験ルック」と呼ばれる紺か黒中心の服装を選んでいますが、中には「紺、黒以外のもの」という指定をするところがあります。また指示まではいかなくても説明会で「お願い」される園もあります。雰囲気が暗くなったり、あまりにみんな同じで違いが分からないからでしょう。個性を重んじる方針の園に皆と同じ服装でよいのか一考する余地があります。
忘れてならないのは、当日アンケートのある幼稚園です。毎年似たような内容であれば事前に下書きを準備すべきです。テーマの予測がつかない場合は、漢字の間違いなどをしないように小型辞書を用意するか、できるだけ易しいことばに置き換えて書くようにします。
子どもが控え室でおとなしく待つことができるよう、声や音を出さずに遊べる折り紙などを用意しておきましょう。人形や車などのおもちゃは避けたほうが無難です。室内のものは「使ってもいい」という指示があるまでは触れないように。控え室での様子をチェックする園と、そうでない園があるようです。
面接は何も意地悪をして落とそうとするものではありません。質問にスラスラと答えられれば合格するということでもないのです。あなたのご家庭の様子が伝わればいいのですから、訥々とでも誠実に自分の言葉で答えてください。借りてきた言葉を並べても印象に残りません。面接官は何十回と同じ質問と回答を聞いているのです。判で押したような模範解答を聞きたいはずがないのです。
面接の形式は色々です。例を挙げておきます。
- 机をはさんで先生と親子3人が向かい合う
- 机をはさんで先生と両親が向かい合い、子どもは個別テストの中で質問を受ける
- 机をはさんで先生と両親が向かい合い、子どもは少し離れて遊ぶ
- 机をはさんで先生と複数の親子が合同面接
先生の人数は2人が最も多く、次が3人、1人のケースもあります。面接官とは別に係の先生が1名同席することも。
面接は自分たちを「志望する幼稚園にとって相応しい子どもと家庭である」ことを理解してもらうための自己紹介の場だと思ってください。「私はこんな人間です」「私の家族はこういう生活をしています」ということを一般的に語るのではなくて、園が知りたがっているポイントに沿って分かりやすくプレゼンするように心がけましょう。
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