美瑛・富良野のおすすめエリア
美しい丘陵風景やラベンダー、「北の国から」のロケ地など、北海道の人気旅先の代表格といえば、美瑛・富良野。北から順に美瑛町、上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町と連なり、魅力的な風景が続きます。それぞれのエリアの見どころを案内しましょう。7月は紫色の絨毯を敷き詰めたようなラベンダーも楽しみ |
【美瑛エリア】
田園の丘陵風景はヨーロッパのよう |
「パッチワークの路」は、国道237号より北側(美瑛の北西)の丘陵地帯の愛称です。ルートの入り口にあたる「ぜるぶの丘」では、夏にはラベンダーやポピーがキレイです。CMのロケ地になった「ケンとメリーのポプラ」「セブンスターの木」「マイルドセブンの丘」「アラポテトの丘」など、ビュースポットが多数点在。絵になる風景の連続に、自然とシャッターを押す回数も増えてしまいます。「北西の丘展望公園」からの雄大な眺望もオススメ。名前通り、パッチワークな田園風景を実感できますよ。ちなみに、この展望台には観光案内所もあるので、マップや資料を入手できます。
「パノラマロード」は、国道237号と道道966号に挟まれ、JR美瑛駅から東南に広がる丘陵地帯の愛称です。農道が複雑に入り組んでいて少々わかりにくいルートですが、どこを通っても丘の眺めが印象的で、癒されるんですよね。夕景がロマンチックな「新栄の丘展望公園」、パノラマロード一帯、大雪山や十勝岳連峰、塔のある美馬牛小学校を望む「三愛の丘展望公園」、美しい美瑛の作品で知られる写真家の故・前田真三さんのギャラリー「拓真館」、7haの花畑が広がる「四季彩の丘」には、ぜひ訪れてみてください。
また、時間があれば、爽快なドライブコース「白樺街道」もぜひどうぞ。白金温泉までの約4kmに渡って白樺が続き、「北海道自然100選」にも選ばれています。
●美瑛観光の詳細は、こちらをチェック→美瑛町観光協会
上記に紹介したスポットは、マップコードに対応しているので、事前にチェックしておくと、ドライブがスムーズです。
【上富良野エリア】
美瑛のお隣、上富良野町は田園と温泉のまち。通称、「かみふ」と呼ばれています。初夏から秋の楽しみは、花畑。「かんのファーム」「日の出ラベンダー園」「フラワーランドかみふらの」など、ラベンダーを中心に、多種多彩な花が咲く広大な花畑が点在します。
ドライブのひと休みに、温泉はいかがでしょう。十勝岳には、北海道でもっとも高所にある温泉「十勝岳温泉 湯元凌雲閣」、「北の国から」で宮沢りえちゃんが入浴したシーンで知られる野天風呂「吹上露天の湯」など、さまざまなタイプの温泉を楽しめるほか、10月上旬が見ごろの紅葉も絶景です。
富良野盆地と十勝岳連峰の眺めが感動的な「千望峠花と憩いの広場」、高低差の激しい2.5kmの爽快な直線道「ジェットコースターの路」など、「かみふらの八景」のチェックもお忘れなく!
●上富良野の詳細は、こちらをチェック→かみふらの十勝岳観光協会
【中富良野エリア】
風が吹くとラベンダーのいい香りがふわり |
廃校になった奈江小学校の校舎を利用した、奥田修二さんの美術館「富良野風景画館」も、おすすめのスポットです。
●中富良野の詳細は、こちらをチェック→中富良野町役場
【富良野エリア】
富良野盆地に広がる田園のまち、富良野。東西を山々に囲まれ、空知川が流れる豊かな自然が魅力です。「北の国から」「優しい時間」「風のガーデン」のロケ地を歩いたり、工房で手づくり体験を楽しんだり、雄大な大地を熱気球から見降ろすなどアウトドアに挑戦するのもいいですね。
「北の国から」のロケ地は「麓郷(ろくごう)」に多く点在していて、ふらの観光協会のHPで詳しく紹介されています。麓郷には手づくりジャムが人気の「ふらのジャム園」もあり、敷地内には麓郷を一望できる展望台、アンパンマンショップふらの店と、見どころ満載です。
ペンションやホテルが多い「北の峰」で、人気を集めるのは「新富良野プリンスホテルのピクニックガーデン」内に造られた、「風のガーデン」のイングリッシュガーデン。同ホテルの敷地内には、「優しい時間」で主人公が開いた喫茶店「珈琲 森の時計」など、倉本聰さんの作品ファンには嬉しいスポットが多数。ドラマの世界に浸りながら、ゆったりできます。
そのほかには、工場見学ができる「ふらのワイン工場」、ラベンダーで有名な「ハイランドふらの」、ドラマ「華麗なる一族」のロケ地にもなりった「鳥沼公園」、富良野市街を一望できる絶景スポット「ハートヒルパーク展望台」など、見どころはたくさん。下記のサイトで、観光情報やモデルコースが紹介されているので、要チェックですよ!
●富良野の詳細は、こちらをチェック→ふらの観光協会
【南富良野エリア】
略して、「なんぷ」と呼ばれています。映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地で一躍有名になったエリアです。美瑛~富良野の丘陵地が広がる風景とは異なり、豊かな森と湖の町。富良野との境界には、東洋一の美林が広がる「樹海峠」があります。見ていると思わず吸い込まれそうになるほど見事な樹海です。
観光の中心は「かなやま湖」の周辺。湖畔は森林公園として整備され、テニスコート、オートキャンプ場などが揃っています。夏には約2haのかなやま湖鹿越園地のラベンダーが開花。湖上からはカヌーとラベンダーを一緒に楽しめます。
ちなみに、鉄道員のロケセットは、「JR幾寅駅」に残されています。
●南富良野の詳細は、こちらをチェック→南ふらの町