投資信託/投資信託(ファンド)の基礎を学ぼう

販売手数料、信託報酬…意外とかかる投資信託のコスト

同時に30万円を別々の投資信託でスタート。それが全く同じ運用成績にも関わらず、10年後には残高に4万円の差が!ナゼ?そのカラクリは販売手数料と信託報酬にありました。

執筆者:牧野 なな子

  • Comment Page Icon
田中さんと佐藤さんは同じ時期に30万円で投資信託をスタート。田中さんはAファンドを、佐藤さんはCファンドを購入しました。それから10年後、どちらのファンドも運用成績は全く同じでした。ところが、残高は4万円近くの差! なぜでしょうか? そのカラクリは販売手数料と信託報酬にありました。

最初に0~3%の販売手数料が必要

投資信託を買う際にまずかかるのが「販売手数料」。投資信託の会員になるための入会金のような位置づけです。購入にかかるコストとして販売会社に支払います。手数料率は販売会社が独自に決めることから、同じ投資信託でもどこで買うかによって手数料が異なる場合があります。購入価格の2~3%程度が一般的ですが、最近では、「ノーロード」と呼ばれる販売手数料無料の投資信託もたくさん登場し、人気を集めています。

同じ30万円の購入価格でも販売手数料の違いで、投資に回る金額の差は約1万円。Cファンドはマイナス3%からのスタート。

同じ30万円の元手でも、販売手数料の額によって、実際に投資に回る金額は1万円近くの違いになります。販売手数料の分だけ「元本割れ」となるわけですから、購入前によくチェックしましょう。

10年後に4万円の差になった理由は次のページでご紹介します。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます