現在、日本で購入できるETFには、国内の証券取引所に上場している「国内ETF」と海外の取引所に上場している「海外ETF」の二種類があります。その違いについて見ていきましょう。
国内ETFと海外ETFの違いその1)対象とする指数の種類
2014年3月現在、東京証券取引所に上場する国内ETFの合計本数は155本(ETNを含めると178本)。ETFが登場した当初は、「TOPIX」や「日経225」などの国内株式指数に連動するETFのみでしたが、法や規定の改正がすすみ、海外の株式や債券、金などのコモディティー、REIT等の指数に連動するものが上場されるようになり、対象範囲が徐々に広がってきました。国内株式に投資するタイプも種類が充実。中型株や小型株、新興市場、高配当銘柄など自分の戦略に合わせた投資が可能になっています。また、最近ではTOPIXの価格変動幅を抑えた運用を行うETFなど新しいタイプも登場するなど、選択肢は増え続けています(「国内株ETFの種類を一挙紹介!」をご参照ください)。
とはいえ、外国資産に投資するETFの種類や数の豊富さでは海外ETFに一日の長があります。公益事業やグリーンエネルギーなど、それぞれの分野で活躍する企業群をグローバルにカバーする指数に連動するものや、世界中の小型株市場の指数に連動するものなど、狙いを定めた海外投資ができるのは海外ETFならではの魅力です。
次のページでは、ETFを購入できる窓口を比べてみましょう。