ETFは株価や金などの指数に連動する(インデックス型)投資信託の一種。証券取引所に上場していることから株式と似た性質を合わせ持ち、投資信託とは異なる様々な特徴があります。

そのメリットの一つは、リアルタイムでの売買が可能なこと。投資信託は、基準価額(一口あたりの値段)が夕方取引終了後に計算されるため、取引価格がわからぬまま売買することが現状です。一方、ETFは、株式市場で常時売買されているので、取引価格を見ながら注文を発注することが可能、株式のようにあらかじめ価格を指定しておく指値注文や信用取引もできます。

保有期間中にかかるコスト「信託報酬」が低いことも大きな利点です。投資信託の0.5%~2%強に比べ、ETFは0.1%~1%程度。長期保有する場合、信託報酬が運用に大きく影響するので、この違いは見逃せません。

流動性とコストの安さに優れたETFですが、デメリットもあるので注意が必要です。最近、徐々に最低購入単位が引き下げられてはいますが、一般的にETFは投資信託に比べ最低購入単価が高くほとんどの銘柄が10万円から。一部の証券会社で扱われている自動積立も、購入手数料が高くつくため、少額での売買は不利になります。

また、海外の取引所に上場されているETFを購入する場合、ネット証券では「特定口座」を利用できないため、確定申告が必要です。税制面に注意しておきましょう。

最近は日本の証券取引所に上場しているETFも多様になり、証券会社で扱う海外ETFも次々登場しています。日本や海外の株式、商品などそれぞれの指数に連動したETFの特徴を生かし、組み合わせて購入することで、コストを抑えた国際分散投資が可能になるでしょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。