そういった利用方法の変化に合わせ、個人ではなく、複数で楽しんだり、またネット上のみの知り合いとではなく、家族、友人とのコミュニケーションとして楽しめるネットサービスも増えています。
これからのネットサービスは今までのように個人でじっくりと楽しむものと、友人、家族など身近な人同士で気軽にコミュニケーションを楽しむものとの2極化がさらに進み、さらにそれぞれで細分化されていくでしょう。ここでは、カテゴリごとに現在のトレンドと代表的なサービスを紹介します。
ブログのいまと代表的なサービス
早くからSNSの形式をとり人気の「アメーバブログ」 |
ブログサービスは、純粋の自分の記事を更新していくタイプのものと、自分の記事を通じ、同じブログサービスを利用しているユーザーや友人とのコミュニケーションを楽しむ、いわばSNSの形式をとっているものの2つに大別できますが、現在では後者の方が主流となっています。
SNS形式のブログとして代表的なサービスはアメーバブログで、記事の公開設定はもちろん、ユーザー同士のコミュニケーションツールも豊富にあり、人気となっています。
これはブログに限ったことではありませんが、現在のインターネットサービスは基本的にユーザー同士のコミュニケーションツールとしての側面が強く、他ユーザーと共有して楽しめるコンテンツがあることが重要になっています。ブログの場合は、ニュースやテーマを基にユーザー同士がうまく繋がる仕組みを持ったサービスが人気です。
SNSのいまと代表的なサービス
登録制SNSの代表的サイト、facebook |
SNSは趣味、嗜好別や地域別、職業別などそれぞれに専用のものがあり、さらに細分化していくことが予想されます。今後、mixiやGREEなどの総合型SNSに満足できなくなったユーザーの次の行き場としてこういった趣味、嗜好限定型SNSが増えていくでしょう。
またSNSは登録制と招待制に分けられますが、世界的には登録制が主流となっています。日本でも登録制が多く、mixiも招待制から登録制になるなど、今後は基本的にSNSは登録制が当たり前となっていくでしょう。その登録制SNSの代表的サイトがFacebookです。
実名登録を推奨していることもあってか、日本ではまだ誰もが知っているという程の知名度はありませんが、外部サイトとの連携、アプリケーションの配布など他のSNSが追随するサービスをいち早く始める、革新性、フットワークの良さは現在でも多くのSNSに影響を与えています。