銘柄選びは恋愛と同じ!
銘柄選びは恋愛と同じ! |
株式投資も同じで、雑誌やテレビ、会社四季報の中から、ちょっと素敵な銘柄を見つけ出し、会社四季報や会社のホームページを見て分析してみたりして、よりその銘柄のことを理解しようとするでしょう。
ただし、恋愛と一緒で、待ちの姿勢ではなかなか素敵な銘柄には出会えません。そこで活用するのが、スクリーニングです。
スクリーニングとは?
マネックス・ビーンズ証券のスクリーニング画面 (クリックすると拡大画面が出ます) |
例えば、売上高が前年比10%以上で伸びる企業の中から、株価がまだ割安な企業といった条件や、10万円以下で買えて、営業利益が伸びている企業など、スクリーニングを使って自分で決めた条件に当てはまる銘柄を探し出します。
口座開設していれば大抵の証券会社のホームページにて、このスクリーニング機能を使って銘柄検索することが出来ます。
恋人にしたいタイプ?結婚したいタイプ?
長期保有には安定的に値上がりを見込む結婚タイプの銘柄! |
株式投資も同じです。短期的な投資や値上がり益を狙うなら、リスク・リターンの高い恋人タイプの銘柄、逆に長期的に保有し続けたい銘柄を探し出すときには旦那タイプの銘柄など、投資を行う目的によって、スクリーニングを行う条件も異なります。
ハイリスク・ハイリターンを狙うなら成長性重視の恋人タイプ銘柄がお薦めです。売上高伸び率+30%以上、経常利益伸び率+20%以上など、売上高、経常利益などの伸び率を高めに設定した条件で絞り込みましょう。
今はまだ規模の小さい企業だけれども、10年後にはソニー、トヨタ自動車などの大企業に負けないくらいの企業になる可能性のある企業を探し出すわけですから、成長性は必須です。
ただ、その分PERなどの株価指標で分析した場合には、すでに割高な銘柄も多く、株価の動きは上下ともに大きくなる傾向が高いです。 そのため、ハイリスク・ハイリターンの傾向が強い銘柄が抽出されます。
短期的な投資には、リスク・リターンの高い恋人タイプの銘柄 |
ローリスク・ローリターンで長期保有を前提に考えるなら、経常利益伸び率+5%、売上高経常利益率10%以上で、今期予想PER15倍以下などの条件で、成長性はほどほどですが安定していて、利益率が高く、株価水準が相対的に低い銘柄を探し出すのがお薦めです。
成長性があって、安定性もあって、株価も割安で・・・
そんな銘柄を探すのは、男性に例えると、外見も良くて、将来有望で、かつ収入も安定していて、しかも優しい、そんな男性を探すようなものです。
男性を探すのは、難しいですが、銘柄を探すのは簡単!
スクリーニングを使って、売上高伸び率+30%以上、経常利益伸び率+20%以上、売上高経常利益率10%以上、今期予想PER15倍以下などの欲張りな条件でスクリーニングを実行しましょう。
11月4日時点で、上記の条件を満たす銘柄は、8308りそなHD や 8411みずほ など、4銘柄しかありませんでした。
やはり条件が厳しすぎると、残る銘柄が少ないのは、男性と同じですよね。
譲れる条件、譲れない条件を分けて、条件を少しずつ代えながら、スクリーニングを実施するのが、銘柄を探すコツだと思います。
スクリーニングだけではなく、より詳細に調べよう
単に条件を指定して、絞り込んだ銘柄に投資するのではなく、そこからさらに会社のホームページや会社四季報などで、その会社のことを調べましょう。スクリーニングはあくまでも、銘柄探しのきっかけ作りであることをお忘れなく!
外見やプロフィールだけではなく、実際に会って話してみないと相手の本当の良さが分からないのと同じですよね。
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