今回のノロウイルスの大流行が直接的に業績に影響がありそうな銘柄、業績にはそれほどインパクトはないが株価は連想で買われやすそうな銘柄をピックアップしてみました。
直接的に業績に影響を与えそうなのは
検査キット関連だが・・・
業績にプラスのインパクトを与えそうなのが、
4549栄研化学と4694 ビー・エム・エルです。
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ノロウイルス感染かどうかを検査するキットを製造販売している栄研化学や検査受託業務を行っているビー・エム・エルは直接業績にプラスのインパクトを与えそうです。栄研化学は検査キットが売り切れ状態だとも報道されています。また4042 東ソーもノロウイルス検出試薬を製造しており注目を集めそうです。
ただこれらの株価もすでに動き出しておりここから更に上がっていくかは疑問です。
胃腸薬関連なら
ノロウイルスはウイルス性の胃腸炎です。胃腸薬関連の売上が伸びると考えて、4502武田薬品工業、4535大正製薬等、医薬品王手に注目するのも手です。
ただ各社の全売上に対する胃腸薬に占める割合は大きくないため、業績に与えるインパクトは小さいですが、連想されて株価が上がることも考えられます。
手洗い用殺菌剤需要拡大狙いなら
ノロウイルスの感染予防として手洗い用殺菌剤の販売増加が想定されます。
その場合、2202明治製菓に注目です。同社の殺菌消毒剤「イソジンウオッシュ」の12月の売上は前年比10倍とも報じられています。
上記のいずれの銘柄も業績に直接影響があったり、
簡単にイメージしやすいため株価はすでに動き始めている銘柄多いです。手は出さない方が無難でしょう。
ただ次回以降、同じようなウイルス性感染症やインフルエンザなどが
流行しそうなときに今回の注目銘柄やその株価の値動きを覚えておくときっと参考になります。
どうせ買うならまだ株価が動いていない銘柄ですね。
ではどのような銘柄がまだノロウイルスの影響によって動いていないのでしょうか?
次のページでいくつか例を挙げていきます。
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