そのような不意なアクシデントに対処するためには、どのようにすればよいのでしょうか。私なりの対処法をお話します。
常に最悪の事態を想定しておく
株を買ったときに常に最悪の事態を考えておくことが重要です。
最悪の事態とは”株価が付かず、ストップ安が続き、結果として株価がゼロになる”ことだと考えます。
個別銘柄の要因(倒産、上場廃止等)は、企業分析を行えばそのようなリスクは排除できますが、株式市場全体がストップ安が続き、結果として株価がゼロになってしまった場合、どうしようもありません。万が一全ての銘柄の値段が付かないことを想定して以下の行動をとります。
まず売れる銘柄から売る
まずは値段の付きそうな大型株(知名度の高い銘柄)で、自分の投資資金の比重が大きい銘柄を売ります。いきなり全部でなくても構いませんが半分は”成行注文”で売ります。自分の考えに無い”不測の事態”が起こっている訳ですから、速やかに現金の比重をまずは高めるのが大切だと思います。
出来高の少ない株は、最小単位で売却
出来高の少ない割安株や新興株は、需給によって一方的に株価が下落しやすい傾向にあります。そのため、株価が付いたところが短期的な”底”である場合も多いです。複数株保有している場合は、まずは1株、100株など、その銘柄の最小単位で売却し、株価が付いたのを確認してから対処するように心がけています。
まずは保有株を売り現金の比率を高めること、株価が付いて売買できることを確認することが先決だと考えます。
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