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リスク管理とポートフォリオ運用のすすめ

ポートフォリオという言葉、投資をされている方なら一度は聞いた事があるかと思います。株式投資のポートフォリオ(分散投資)について考えてみましょう。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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ポートフォリオの基本的な考え方

ポートフォリオという言葉、投資をされている方なら一度は聞いた事があるかと思います。もともとは(株券や債権など様々な証券の入った)“紙バサミ”や“書類カバン”という意味から来た言葉です。資産運用の世界においては、様々な資産や銘柄を組み合わせた事を言う言葉で、簡単に言うと投資家が保有している資産の組み合わせや証券リストとした意味で使われています。






基本的な株式投資のポートフォリオ(分散投資)の方法は簡単に大きく分類すると次の方法が上げられます。その他にも株式投資だけではなく、投資信託、不動産、債権やドルなどの通貨を購入することで分散することも出来ますし、ポートフォリオを作る為には様々な金融商品がありますので、みなさんもいろいろ考えて見ては如何でしょうか?

  • 銘柄の分散
    いろんな会社の銘柄に分散して投資することにより、銘柄集中のリスクを減らします。(トヨタ、キャノン、任天堂など)
  • 時間の分散
    購入するタイミングをずらして投資していく事でドルコスト平均法などが有名です。
  • 業種の分散
    同じ業種ではなく、違う業種を購入する事によって、円高や狂牛病などの業界全体のリスクを減らします。
  • 市場の分散
    購入する市場を分散させて、高成長企業が多い東証マザーズや、ジャスダック、安定した大企業が多い東証1部企業などに分散する事でリスクを減らします。


    ひとつの銘柄に集中投資をすると資産運用のパフォーマンスはその銘柄の値動き左右され、リターンも大きいのですがその反面、購入銘柄が大幅に下落すると資産の減少も致命的になってしまいます。

    その為、これら4つの方法を使って、ある銘柄が下がって損失が発生しても、その他の銘柄が値上がりしていれば、上手に損失をカバーする事が出来るためリスクを分散しましょうと言うことです。
    中々仕事が忙しくて時間が取れない方などについては、リスクを軽減する意味においてもポートフォリオ運用で分散投資をする事をお勧めします。


    基本的に、きちんと投資について考える時間がとれて、自分の購入した銘柄を監視する事が出来る人で、「これは!!」っと思う1銘柄を見つける事が出来れば、集中投資してリターンを狙う事もいいですがでもその場合、最低でも一度で購入しないで購入時期の分散を図る事は心掛けて下さい。あたればリターンも大きいのですがリスクも大きいので、どちらかというと初心者の方にはお勧めできません。


    現在、マザーズやヘラクレスなどの新興企業は売られている状態です。
    2~3年後にどのようになっているのかを考えて今後も成長する事が出来る優良銘柄を株価が安い時に分散して購入してみるのも面白いですよね。


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