10年前に携帯電話がこれだけ普及するとか、インターネット使った経済活動がこれだけ発達するとは殆どの人は予測出来なかったでしょう。
経済が発展していく中において株式市場も上昇していきますが、しかし過去のその過程には、様々な暴落局面もありました。
現在も、2月末に起こった世界同時株安の影響で日経平均も大幅に下落しました。
そこで今回は過去30年に起こった日経平均の暴落が発生した出来事はなんなのか?また、日経平均がどのくらい下げたのかをそれぞれの出来事においてご説明したいと思います。
1.ブラックマンデー
ブラックマンデー時期の日経平均 (クリックすると拡大画面が出ます) |
ブラックマンデーとは1987年10月19日、ニューヨークの・ダウ平均株価がたった一日で、22.6%の暴落率を記録した史上最悪の株価下落です。
アメリカで起こった暴落は世界各地を一周し各市場を飲み込んで行きました。そして20日の翌日の日経平均は売り注文が殺到し、日経平均は前日の25,746.56円から21,910.08円と-14.90%も暴落しました。
2.9.11 米国テロ事件
9.11 米国テロ事件時期の日経平均 (クリックすると拡大画面が出ます) |
9.11 米国テロ事件とは、2001年9月11日イスラム過激派によってハイジャックされたジャンボジェット機が、アメリカの世界貿易センタービルや国防総省のペンタゴンに激突したテロ事件のことです。
約3000人の犠牲者(犯人含む)を出すなどテロ事件としては過去史上最大となる被害を出す事件になりました。その被害はひどく、その日を境にアメリカ国内の金融市場は翌週に市場が再開されるまで1週間程度停止してしまいます。そしてその翌日、9月12日の東京株式市場は、同時多発テロで米国市場が機能停止したことをきっかけに、ほぼ全業種の株価が下落し全面安となる展開になりました。
日経平均は9月11日の終値10,292.95円から9,610.10円へ急落し、-6.63%の下落率を記録、日経平均は1万円台の大台を割り込む展開になりました。
次も事例を見ていきます。
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