投資家の恐怖心理を表す「VIX指数」とは?

VIXとは、「ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)」の略称で、アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、アメリカの主要株価指数の一つである「S&P500」を対象とする オプション取引の値動きを元に算出・公表している指数です。

このVIXは将来の投資家心理を示す数値として利用されており、一般的にVIX指数の数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされており、VIX指数は「恐怖指数」とも呼ばれています。なぜこのVIXが「恐怖指数」と呼ばれて いるのでしょうか。その由来は、この指標の元になる「ボラティリティ(株価変動率)」です。

ボラティリティとは?

「ボラティリティ」とは、株価の値動きの度合いのことで、株価が激しい値動きをするとボラティリティの数値は高くなる傾向にあります。

例えば、5日間で 200円上昇する2つの銘柄があるとすると、毎日40円ずつ上昇する銘柄より、100円上昇、50円下落を繰り返す銘柄の方がボラティリティは高くなります。しかし、将来のボラティリティは予測できません。

そこで、実際に取引されているオプションの価格から、これを逆算して求めたものを、 投資家が予想する将来のボラティリティと考えます。もし逆算されたボラティリティが過去の水準に比べ高くなっていれば、「投資家は将来相場が大きく動くと予想している」と考えることができるので、このボラティリティを用いて算出されたVIXは、投資家心理を表す数値として利用されています。

VIXと株価の関係は?


VIX指数とS&P500の推移(2014年9月17日)

VIX指数とS&P500の推移(2014年9月17日)


図はアメリカの株価指数であるS&P500とVIXの推移です。09年リーマンショックでの株価下落局面ではVIXは80を超える水準まで上昇しました。概ねVIX指数が40を超える局面では市場全体に恐怖が充満し売られすぎの極みに達する状況にあると言えるでしょう。

VIX指数に投資するには?

このようにVIX指数は市場全体の投資家心理を反映する指標として使われていますが、ようやく日本でもVIX指数に投資出来るようになりました。その商品 とは国際投信投資顧問が運用しているETF「国際のETF VIX短期先物指数<1552>」です。このETFは今回ご紹介したS&P500の VIX指数に連動するETFとなっています。

ようやく日本でも投資家心理を売買することが出来そうです。例えば「VIX指数が10程度で買い、40を超えた場合に売る」といった投資も可能でしょう。みなさんもぜひVIXを使って今の投資家心理を確認してみましょう。