株式市場への影響
グラフ 2 外国人投資家売買の動向(東証一部) |
米国株式市場はダウ工業平均で2006年10月頃の水準である11,500ドル台まで下落、日本の株式市場も2006年11月頃の水準である11,600円台まで下落しました。
サブプライム問題や、モノラインの信用格下げの問題で、世界的に投資家のリスクを取れる度合いが低くなっているため、株を避ける動きが出ていることが分かります。ある証券会社のレポートによれば、米国のファンドマネージャーへのインタビューで、運用するファンドの現金比率を高めようとしているという回答の割合が高くなっています。
当然、外国人投資家の売買の影響度が高い日本の株式市場でも、投資家が比較的リスクの高い株式から、国債などの低リスク資産に資金を動かしているため、外国人投資家の売買状況は低迷している状況です(参考:グラフ 2)。
現在も米国大手金融機関での問題が相次いでおり、当然モノラインの問題はまだ終息に向かったとは言えません(こちらも参考にしてみて下さい)。今後も米経済の動向については要チェックです。
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