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ローソク足とは?(2ページ目)

日本で使われているもっともポピュラーなチャートがローソク足と呼ばれるものです。今日はローソク足について解説します。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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ローソク足の見方

ローソク足
まずローソク足を見るにあたって、4つの株価の存在を知らなければなりません。その4つの株価とは始値(はじめね)と終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)のことです。始値とはその日や週で最初に取引された時についた、始まりの株価のことを言います。終値はその日や週で最後に取引された時についた、終わりの株価をさします。高値はその日や週の取引で最も高くついた株価のことで、安値はその日や週の取引で最も安くついた株価のことを言います。

ローソク足はこれら4つの株価をもとに作られているのです。始値と終値の関係を示したボックス部分を実体といいます。始値より終値が高い場合は陽線と呼ばれ、始値より終値が低い場合は陰線と呼ばれています。陽線は白抜きのボックス、陰線は塗りつぶされたボックスと視覚的に表示することにより、相場の強弱や方向性を視覚的に示しているのです。上に伸びている直線を上ひげといって高値を表し、下に伸びている直線は下ひげといわれ安値を表しています。実体の大きさは、相場の上昇または下落の強さを示し、実体が大きいときは相場の上昇、または下落圧力が強いと考えられます。ひげの長さは、高値または安値と終値との落差を示します。長い上ひげは1度大きく上昇した後、下落して終了したことを示しています。この場合、現れたのが陽線であっても上昇圧力が減退している可能性があります。一方、下ひげが長い場合、いったんは大きく下落したものの、その後上昇して終了したことを示しています。この場合は陰線であっても今後、上昇に転じるとの見方も可能なのです。


最後に


ローソク足は株価のトレンドなどを見るために大変重宝するチャートですが、絶対的なものでもありません。移動平均線などといったものも併用して判断することも重要となりますが、最終的に株価はその企業の収益力などのファンダメンタルを反映するものであるため、企業調査や分析なども必要となってきます。様々な知識を複合的に活用して判断することが重要なのです。

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