DS普及台数とソフトの販売利益は連動
ソフト販売が利益の源泉 |
これらの保有者がソフトの販売を支え、任天堂の利益の原動力となるのです。ここが今任天堂をしつこくお勧めする最大の理由です。
利益拡大するペースになっているにもかかわらず、任天堂の前回(1/10)までの会社側の計画の下期の営業利益の数字は前年下期と変化ありませんでした。
これが弊社が下期はかなり高い確率で大幅に上方修正していくと見ている一つの理由です。
上方修正余地大
つまり、この下期スタートの2006年10月段階と2005年10月段階を比べてみましょう。2005年は884万人しか保有していなかったのが、2006年10月は2682万人が保有しているのです。その保有者がソフトを購入するほか、この下期にDS機を購入する人たちも加わるのです。任天堂の利益の源泉はソフト販売です。2006年3月期下期の営業利益707億円はこの下期は大幅に超え1000億円以上でもおかしくはないと予想されるのです。実際先日1/10にも報じられたとおり、2007年3月期の連結売上高は7400億円から9000億円へ、連結経常利益は1700億円から2100億円へ上方修正されました。通期の一株利益は938円となり、現時点の株価水準31500円はPERで33倍に過ぎません。更なる上方修正余地も大きいことと、2008年3月期も続伸が見込まれることから上昇はしているもののまだまだ魅力ある水準と判断しています。
更に続く2007年4月で始まる2008年3月上期も更に上申して行く可能性が高いのです。これにWiiが重なってきます。ですから任天堂の株価が3万円になったといったところで、ここで打ち止めになるとは到底思えないと判断しています。