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新日鉄や三菱重工はなぜ上昇する?(2ページ目)

今年に入ってから新日鉄は680円から一時900円まで、三菱重工は555円から786円まで上昇し、日本の株価上昇の牽引役となっています。なぜ上昇しているのか?まだまだ続くのでしょうか?

藤村 哲也

執筆者:藤村 哲也

株式ガイド

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世界65億人の生活の変化で大化けする株は?

世界65億人の生活の変化で大化けする株は?
世界65億人の生活の変化で大化けする株は?
では、今、日本国内から目を転じて世界はどんな風に変わっているのでしょうか?

また今後どう変わっていくのでしょうか?

ここに大きなビジネスチャンスと投資チャンスがあることは紛れもない事実です。しかもかつての日本とは比較にならないほどの大きなスケールになる可能性があるのです!

例えば携帯電話一つとっても既に世界では65億人の人口の内26億人の人たちがこの携帯電話を利用しております。日本の比ではありません。

ここ数年で世界中の人たちが劇的に生活スタイルを変化させ、今、世界は大きな変化に富んでいるのです。インドや中国などBRICKS諸国の台頭により世界貿易は拡大の一途をたどっています。

1960年代や1970年代は米国や日本、西独などの先進諸国の人々の生活が一変していった時代でしたが、今は65億人の内、インド(10億人)や中国(13億人)に代表される大人口を要する国の人々の生活が向上し劇的に変化しているのです。

このような大変化によって、船や飛行機などの交通物流インフラが足りなくなり、石油エネルギー資源や素材が欠乏し始めているのです。

20世紀に考えていた頭で行くとこの辺の世界の劇的な変化に気づかず、投資に遅れをとってしまいます。鉄が足らない、石油が足らない、船が足らない、などなどの今の状況は1970年代や1980年代とは違うインフラや資源を持たない限りはこれらの変化に対応することは出来ないのです。つまり20世紀の先進国主導の経済発展を前提とした能力では色々なものがもう間に合わなくなってきているのです。それは、船にしても飛行機にしても、電力などにしてもそうです。

だからこそ、造船や鉄鋼株など重厚長大型の産業が潤い、これらの代表格である新日鉄(5401)や三菱重工(7012)などが相場の柱となってきているのです。このような傾向は今後も続く長期上昇相場の初動段階と見ています。

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