暴落時はチャンス大、急騰時はリスク大
暴落時の対処法こそ重要! |
しかし、株式投資の本質は暴落時にこそチャンスがあり、急騰時こそリスクが高まっていきます。今、日本株はサブプライムローン問題から暴落局面にあります。日々チャンスは高まり、このチャンスは嵐のようにあっという間に過ぎ去ってしまうかも分かりません。
デパートでは様々な衣料がバーゲンセール真っ只中ですが、株式は短期間の期間限定激安バーゲンセール中と言えるのでしょうか?
日本の過去の暴落局面を参考にして学んでおきましょう。
アジア通貨危機に学ぶ暴落時の対処法!
1997年7月よりタイを中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落現象をアジア通貨危機といいます。この1997年7月から1998年9月のLTCM危機まで約1年2ヶ月間の調整がありました。
この過程では有望銘柄も関係なく売却されます。株価は日々値下がりし月を追って更に値下がりしていきました。最終局面ではバーゲンセールのように良い銘柄を思わぬ値段で購入できることとなりました。
このようなときに購入できると大変なパフォーマンスをあげることができる実例を挙げさせていただきます。今回のサブプライムローン問題も構図が似ていますし、まずは過去の例を学んで将来活かしていただければと思います。
アジア通貨危機時の時代背景
1997年は、ウィンドウズ98の発売などで、パソコンや携帯電話というマルチメディア機器がまさにこれから世界中で大ブレイクしようとしていた時です。金融危機と関連性が低く、ほとんど影響を受けなかったヤフー(4689)やソフトバンク、ファーストリテイリング、村田製作所(6981)、アドバンテスト(6857)などの株も当時は大きく売られました。ウィンドウズ95の発売を契機に急速にパソコンやインターネットが身近になりつつあり、携帯電話も規制緩和から急速に普及しだした時代です。まさにマルチメディア社会の実現に向けて新たな展開へと歩み始めた時期でした。