家電量販店の勃興は日本は1980年代から、中国は?
家電量販店への買い物が当たり前の時代 |
中国の家電製品への消費額は年々拡大しています。まさに大量消費時代に突入してきており、消費に占める割合も年々携帯電話やパソコンなどのデジタル製品を始め、液晶テレビ、エアコンなど、続々と新製品が現れ社会に浸透していっています。
人口13億人の消費パワーが炸裂していますので、メーカー側から見てもどうやってアプローチしていくのかが大きな課題といえそうです。
中国においては以前は主にデパートなどで家電製品を購入するパターンでしたが、家電量販店の普及により日本同様の消費パターンが定着しつつあります。この家電量販店業界でトップの会社が国美電器(通称GOME)(香港株式市場上場銘柄コード493)です。
業界でNO2で上海において強い地盤を持っていた永楽電気をこの国美電器は2006年に買収したことで中国の家電量販店業界トップの座を揺るぎないものにしています。
店舗数は中国において2007年末現在726店舗。2008年は120店舗を新規開店する計画です。取り扱い製品は日本のヤマダ電機と同様、携帯電話からパソコン、冷蔵庫などの白物家電、テレビなど家電製品全般にわたります。
DELLの唯一の中国での小売パートナーとなっているほか、マイクロソフトとの関係強化も打ち出しています。取り扱い製品の約6割が中国国産メーカー、4割近くが海外メーカーという内訳です。