ヤマダ電機の売買だけで15億円?
ヤマダ電機への投資だけでも億万長者 |
ヤマダ電機は1989年の上場以来大きな相場は三回ありました。特に圧巻であったのが、3回目の大相場である1997年から2006年の約10年にわたる大相場。この間で株価は48倍となりました。
この間のヤマダ電機の業績は売上が9倍、純利益は20倍、株価は48倍となったのです。業績に伴って投資家は大きく資産を増やすことが可能であったのです。ヤマダ電機にとってこの間は日本全国に展開し、大型店舗化を進め目に見えて変わっていった時期と符合します。
(単位:億円) | 売上 | 営業利益 | 純利益 | 株価 |
1998年3月期 | 1620 | 5 | 16 | 560 |
2001年3月期 | 4712 | 93 | 87 | 2900 |
2005年3月期 | 11023 | 291 | 288 | 5620 |
2006年3月期 | 12839 | 493 | 370 | 13570 |
売上は1620億円から1兆円を超える企業へと成長しました。利益も16億円から370億円へと大きく伸長する結果となりました。注意)2002年に1対3の分割を行っている為株価は調整後の株価を提示しています。 |
売上利益共に急速に拡大させ大型店舗化を進め、全国展開へ
まさに、この1998年から2006年はヤマダ電機にとっては、発展段階で売上利益共に急速に拡大させ大型店舗化を進め、全国展開へ積極的に舵を取っていった時期です。これを店舗数や売り場面積で見ますと98年の104店舗10万平方メートルから2006年には290店舗99万平方メートルへと店舗数で3倍、売り場面積で10倍に急拡大させました。店舗を全国的に拡大し、一部は大型店舗化し、日本全国に家電量販店網体制を敷いたのです。
この間、ヤマダ電機は株価も業績も活発に動いた時期です。まさに準備していた将来の布石が着々と実を結び成長が加速していった時期です。とにかくこういう好調な時期には大きく相場を取っていくことを心がけたいものです。1997年末の323円(分割前のその時点の株価970円)から2006年末には15590円となんと9年で48倍の上昇相場となりました。