■松井証券の「預株」
■マネックス証券の「貸し株サービス」
株主になると定期的に配当や株主優待が得られる、これは当たり前! 更に耳寄り情報、「持ち株を貸すことで利息もどきを得る」システム――預(貸)株サービス――が開発されました。株式の保護預かり料がいらないばかりか、預けるだけでお小遣いがゲットできるこのサービスはとても魅力的です。
「貸し株」は、信用取引などの株取引決済の為株式を借りる必要のある投資家に対して株式を貸すシステムで、主に機関投資家が行っていました。
預(貸)株サービスは、このシステムを個人投資家向けに開発したもので、インターネット証券の旗頭である松井証券は既に取扱いを開始(名称は「預株」)、マネックス証券は2003年1月にサービス開始予定(名称は「貸し株サービス」)です。
銀行にお金を預けると利息を受け取ることができます。これと同じようなことが株式でも行われ、松井証券の場合は預株料を、マネックス証券の場合は貸株金利を利用者が得ると言う訳です。
「顧客が株を貸して、対価としてお金を得る」という基本構想は2社共通ですが、仕組みは大きく異なります。2社のサービスの概略は以下の通りです。
■松井証券の「預株」
利用できる投資家は、1銘柄10単元(1単元は株式取引単位。NTTの1単元は1株。東電は100株)以上を所有する人。ただし信用取引きを利用している人は不可です。預株銘柄は選択することができます。
預株した銘柄でも売却は自由ですし、売却約定日まで預株料が支払われます。また株主の権利である配当金や株主優待等も受取ることができますが、議決権など一部権利が制限されることがあります。
松井証券は、預かった株式を日本証券金融株式会社(以下「日証金」)に貸し出し、日証金から品貸料を受取ります。借りる人がいなければ品貸料は入りません。松井証券の手数料は20%。残り80%を預株料として預株した人に支払います。品貸料は銘柄や逆日歩によって日々変動します。
日証金は株式を借りると担保として株券時価相当額の現金(=貸株代り金)を松井証券に支払います。松井証券は、この「貸株代り金」を分別信託して資産保護を行います。これは松井証券が万一破綻しても株式相当額は手元に戻るシステムです。
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