日銀の試算によると、「家計が得損なった金利収入は、1991年を基準にすると304兆円、1993年では180兆円にのぼる」とか。

「1年物の預金金利は1991年時点で6%前後、1993年では3%前後だった」(日本経済新聞2月24日付けより)とは驚きです。それに対しここ10年近くは預貯金金利0%といっていいほどの超低金利でした。しかし最近は長期の定期預金に金利1~2%程度のものがチラホラと出てきました。そしてついに、やっと「1年物の定期預金」に高金利の商品が現れました。
<1年定期預金金利(2006年2月25日時点)>
1年定期預金金利(2006年2月25日時点)<br>
(各銀行のホームポージを参考に作成した)

10万円から預け入れ、金利0.5%

昨年開業した「新銀行東京」が「1年定期預金・金利0.5%」を発売しました。開業したてのときの1年定期預金金利が0.06%でしたので、約8倍の金利です。ただしインターネット経由での申し込みに限定で、キャンペーン期間は4月28日までです。

ATMの少ない新銀行東京から預金を引き出す方法の一つに、「他行の口座に振り込む」方法があります。しかしこれには振込手数料が必要ですので、もったいない! 実は、この課題に対するキャンペーンも平行して行われているのです。インターネットバンキングに申し込んでいる人に限りますが、インターネットバンキング・モバイルバンキングでの他行宛振込手数料が無料(キャッシュバック方式)というキャンペーンです。

無料期間は6月30日まで。振込先、振込金額、回数等の制限はありません。ただし利用状況によっては制限が設けられるかもしれませんので、利用者は定期的にチェックしましょう。また、無料期間終了後の7月以降も、一定の条件付で無料にすることを検討中とか。もしそうなったら使い勝手はぐ~んとアップします。

10万円から預け入れ、金利0.4%

住友信託銀行は、店頭・電話・インターネット、いずれのルートで預け入れても「1年定期・金利0.4%」キャンペーンを実施中です。ただし、「住友信託銀行との取引が始めての人」に限定! 申込み金額が予定額に達した時点で募集は終了します。

このキャンペーンは、店頭での預け入れと、電話・インターネットでの預け入れでは条件が少し異なりますので注意が必要です。
  • 店頭:募集期間は3月31日まで、100万円以上3000万円以下
  • 電話・インターネット:10万円以上500万円以下、3月31日までに申込み4月28日までに預け入れ


100万円から預け入れ、金利0.15%(2月の金利)、半年複利

あおぞら銀行の「あおぞらポケット定期」は1年と2年があり、半年複利で、2月の1年物の金利は0.15%、2年物は0.4%です。最低預入額は100万円、預入日から3ヶ月を過ぎると一部解約ができます。一部解約は50万円以上1円単位から。ただし解約後の預入額が100万円以上なければ一部解約はできません。ということは150万円以上預けないと途中解約はできない!

適用金利は毎月月初めに見直されますが、預け入れた時点の金利が満期時まで適用されます。


日銀の量的緩和政策や銀行間の競争激化などから、預貯金金利の上昇が期待されています。賢い消費者は、「金利上昇時は、短期間あるいは変動金利の金融商品で運用するする!」ですね。

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