無償増資で財をなす!
2000年以降に行なわれた株式分割の例、購入株数は100株とする |
無償増資・株式分割の回数は実に16回! 1979年10月上場時に単元株1000株を180万円で購入し保有し続けた人の現在の持株数はなんと約38,000株。購入資金180万円は、2006年11月27日現在では約1億3376万円。27年間で株式数は約38倍に自然増し、投資資金は約74倍にも膨れ上がりました。こんなにスゴイ結果を生み出す増資って一体どんなものなのでしょうか。
有償増資とは
増資には有償増資と無償増資の2種類があります。有償増資とは、文字通り株式を取得するために払込金が必要な増資です。企業が設備投資や営業資金などの資金調達や企業防衛などのために行うことが多く、株主割当や第三者割当、公募などがあります。最近では、個人株主に株式を長期保有してもらう目的で株主優待として株主割当を導入している企業もあります。株主割当の際の株価は、市場売買価格とは異なり、かなり低額に設定されることが多いようです。無償増資とは
「無償増資」でピ~ンと来た人は、株式投資歴の長い人です。無償増資は、文字通りタダで株式が発行される――企業が株主に対して無償で新株を発行するものです。目的は、株主への利益還元や会社の資本構成の是正のためなどです。1991年4月「無償増資」は「株式分割」に統一されました。【関連リンク】