地方銀行でエコ貯金
社団法人日本フィランソロピー協会は「環境を主軸としたCSR経営を実践している」として第5回フィランソロピー大賞(平成20年2月28日)を滋賀銀行に贈りました。第3回の大賞は(株)カタログハウスです。
*賞の目的:本業を通じた社会貢献活動を顕彰し、21世紀の新しい企業行動モデルを広く世に示すことで、CSR経営の推進を目指す。
出資型エコ貯金の代表NPOバンク
このように、趣旨に賛同する市民から出資金を集めて地域社会や福祉、社会問題、環境問題などに取り組むNPOや団体、個人に融資するNPOバンクが日本には約10団体あります。銀行の融資対象とならない事業をサポートするNPOバンクに出資するのはとても意味のあることですが、次のデメリットがあることを承知しておきましょう。
- 出資金は元本保証されない
- 出資金は自由に引き出すことができない
- 損失に対し無限責任を負う可能性がある
投資事業有限責任組合「いわてNPOバンク」によると、「ミュニティー・ユース・バンクmomoや未来バンク、北海道NPOバンクなどは組織形態が民法上の任意組合であり、民法上の任意組合等は出資者全員が無限責任を負う。有限責任組合員と無限責任組合員で構成される投資事業有限責任組合であれば出資者は有限組合員となり出資額を超えて弁済責任を負うことはない」。今までに破綻したNPOバンクはありませんが、万が一の時に無限責任では出資金だけでなく私財まで失うことにもなりかねません。出資する前に賛同するNPOバンクの組織形態や責任の範囲等を明確に確認することが必要です。
市民ファンドに出資するエコ貯金については次ページで