無料の条件は預り資金残高あるいは給与振込


住友信託銀行は、無条件での振込手数料無料サービスは終了しますが、預り資産残高が100万円以上の人に対しては従来どおり月5回まで無料、を継続します。一方新生銀行は、投資信託や仕組預金、外貨預金が30万円以上あるいは預金残高が200万円以上であれば月5回まで無料です。

住友信託銀行は、振込手数料無料の基準である預り資産残高を前々月末時点の金額で判断します。一方新生銀行は「毎年3月~翌年2月までの各月末に条件を1度でも満たせば、翌年度4月まで無料」と条件が緩やかで、条件的には新生銀行のほうが使い勝手いいようです。いずれにしても大切なお金を運用するのですから「預けるに足る魅力ある金融商品」がある場合に積極的に利用する、という感じでしょう。

給与所得者や年金受給者であれば、給与・年金振込を条件にしている銀行を利用するという手があります。給与所得者ならイーバンクあるいは中央ろうきん、年金受給者は中央ろうきんが対象になります。ろうきんは全国にありますが、給与・年金振込指定で振込手数料無料サービスを実施しているのは中央ろうきんだけです。
<インターネットでの他行宛振込手数料無料の金融機関とその内容>
インターネットでの他行宛振込手数料が無料の金融機関と内容
各金融機関のホームページを参考に大沼が作成した


給与や年金の振込を指定する場合、コンビニやゆうちょ銀行は使えるのか、また提携ATM利用手数料はいくらか、などが気になります。イーバンクは、イーバンクキャッシュカードでの提携先ATM利用は1回だけ無料(2008年9月30日までセブン銀行ATMからの引き出しは無制限に無料キャンペーン中)です。一方中央ろうきんは、ゆうちょ銀行やコンビニ等のATM利用手数料キャッシュバックで実質無料です。


無条件・条件付で振込手数料無料サービスを提供している前述の7行の中で、
  • 普通預金や定期預金など金融商品の利率が高い
  • ゆうちょ銀行やコンビニ等提携ATMが多い
  • 提携ATM利用手数料が無料あるいは無料回数が多い

のは、2008年9月12日時点では住信SBIネット銀行です。オリックス信託銀行は、金利が高く無条件で振込手数料無料が月2回と魅力的なのですが、キャッシュカードがなく生活口座としては使い勝手が悪く(使えない?)「定期預金で殖やす」人がついでに振込手数料無料サービスを得る、という感じではないでしょうか。給与・年金振込先として指定できる人は、中央ろうきんを対象金融機関の一つと考えるのもいいのではないかと思います。

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