旅行会社系
航空会社系の積立旅行券は、グループ企業内で使う金券というイメージです。それに対し旅行会社系の積立旅行券は、旅行会社によって若干異なりますが、海外旅行や国内旅行、バスツアー、クルーズ、などの様々な旅行の支払いをメインに美術館や国際バラとガーデニングショウのようなイベントなどでも使えることがあります。JTBを例にご紹介しましょう。■パッケージツアーで使う
(1)海外旅行
ルックJTBを始め近畿日本ツーリストのホリディマイツアー、阪急交通社のグリーニングツアー、地中海クラブのクラブメッドなど、JTBが取り扱っていれば他の旅行会社のツアーでも使えます。もちろんJALやANAのツアーも、JRのビューワールドだってO.K.です。
(2)国内旅行
JTBのエースはもちろん、ジャルツアーズのJAL STAGE、ANAセールス&ツアーズの全日本スカイホリデー、地中海クラブのクラブメッド、 東日本旅行鉄道のビッグホリデーなど幅広い国内ツアー旅行に使えます。近畿日本ツーリスト、日本旅行などのパック旅行も対象です。
■宿泊手配を伴う国内・海外の手配旅行代金に充てる
グループや家族の旅行、例えば海外ウェディング、母娘で東京ショッピングツアー、憧れの隠れ家高級旅館でのんびりリッチに同窓会、など独自の旅行に使えます。
■国際航空券を購入する
ノーマル航空券(エコノミー・ビジネス・ファーストクラスの普通運賃の航空券)やペックス(PEX)航空券(特別運賃で各航空会社がそれぞれ設定しているエコノミークラスの正規割引航空券で格安航空券とは異なる)、格安航空券を購入することができます。
■JR乗車券や国内線航空券を購入する
単独にJR乗車券や国内線航空券が購入できるのであれば、最高の使い勝手ですが、世の中そんなに甘くありません。パッケージツアーや宿泊を伴う国内・海外の手配旅行代金、国際航空券の旅行に附随する場合にのみ旅行券で支払うことができます。
有効期限
積立旅行券は、使えるようになったときから10年(最後に使った時から10年)が有効期間です。また、満期になっても旅行券を10年引取らなかった場合、同じように権利が消滅してしまいます。銀行の通帳も10年間使用しなければ整理されるのと同じですね。旅行会社や積立コースの種類によっては、バスツアーや旅行商品の購入にも使えるとか。個人でよく海外に行く、グループや家族で国内旅行をする、利用する航空会社を決めている、など利用目的や行動パターン、旅行券の使途範囲、使い勝手、などを比較し、どこの旅行積立にするのか決めるといいですね。
JTB積立旅行券の利用範囲一覧は次ページで