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勝敗を分ける最大のポイント 株の売りどきはいつ?(2ページ目)

株の勝敗を決めるのはズバリ「売りどき」。売りどきを制するものが株式投資を制するといっても過言ではありません。そこで今回はここぞ!という売りどきを見極めるためのポイントをご紹介します。

執筆者:大竹 のり子

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株価が上昇している場合はいつ売る?

<株価が上昇している場合の売りのタイミング>
●目標の株価になったら売る
●目標上昇率を達成したら売る
●まずは投資金額を回収できる分だけ売る

株価が上昇していると、「もっと上がるのでは?」とついつい欲が出てしまうのが人間というもの。

でも、そうこうしているうちに株価が反発を始めてしまうかもしれません。「やっぱりあのとき売っておけばよかった」なんて後悔先に立たず。あとになっていじいじとするぐらいなら、いったん利益を確定し、そこでまた買い直すという方法だってあるのです。

株価が上昇しているときには、「目標の株価になったら売る」「目標上昇率を達成したら売る」など、あらかじめ自分のなかで目標を決めておき、目標をクリアしたらいさぎよく売ってしまうとよいでしょう。株式分割があった場合などは、最初の投資金額を回収できる分だけ売り、残りはさらなる上昇に期待するというのも賢い方法ですね。

目安としては、投資金額の1~2割。投資金額が10万円なら、1万円分利益が出ればまずは上々といえるでしょう。

株価が下落している場合はいつ売る?

<株価が下落している場合の売りのタイミング>
●株価が1割以上下がったら売る
●買ったときの株価水準に戻ったら売る
●業績の悪化や事業環境の変化が判明したら売る

上昇している場合よりもむしろ大切なのは、株価が下がり続けているときの売りのタイミングです。

株式投資に使える資金によほどの余裕がある人は別にして、ほとんどの場合、株価が戻るまでジーッと待っていることは、その間、資金を眠らせてしまうことになります。目の前に絶好の投資チャンスがめぐってきても、身動きがとれません。こうした選択肢がないわけではありませんが、あまり効率のよい方法とはいえない気がします。

そういった事態に陥らないためには、思い切って「損切り」するということが重要です。いさぎよく損切りすることこそが、新たなチャンスを生むのです。こちらの目安はおおよそ1割。株価が当初の1割以上下がってしまったら損切りを考えてみる潮時と思ったほうがよさそうです。

もちろん、最初から長期保有をしようと思って勝った銘柄なら話は別。いずれ上がると信じて購入したのですから、少々の株価の波を気にする必要はありません。よほどの業績悪化や事業環境の変化がない限りは温かく見守りたいものです。

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