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転んでもタダでは起きないIPOの極意【その1】(2ページ目)

ダメで元々と分かっていても、抽選にはずれるとくやしいのがIPO株。一度は当選してみたいあなたへIPO株をゲットするための極意を伝授します!

執筆者:大竹 のり子

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配分の多いネット証券を狙おう

これから上場予定の企業の引受証券会社の一覧。左の欄が配分比率だ。(TOKYO IPO より)
IPO株は、銘柄ごとにどの証券会社に何株ずつ配分されるかが異なります。ですから、どうせ申し込みをするのであれば、できるだけ配分の多いネット証券に申し込むのがポイントとなります。

どの証券会社に何株、配分される予定なのかは、インターネットを使えば簡単に調べることができます。

TOKYO IPOでは、これから上場予定の企業について、事業の概要や幹事証券、IPO株の配分比率などを掲載しています。これらの配分比率をチェックしてから、その都度申し込みを行うネット証券を決めるというのも賢い方法です。

主幹事証券を狙い撃ち!

特に配分が多いのが、主幹事証券です。主幹事証券とは、企業が上場の際の様々な手続きを委託する証券会社のことです。主幹事証券には、公募株の6~8割が割り当てられるのが一般的。IPO株をゲットしたいなら、なにはともあれ主幹事証券を狙うのが早道なのです。

ただし、いくら配分が多くても、申し込みがそれ以上に多ければ、結果として抽選倍率は高くなります。このあたりの見定めがなんとも難しいですね。

主幹事を務めるネット証券も登場!

以前は主幹事証券といえば、歴史ある大手の証券会社が定番でしたが、最近ではネット証券でも主幹事を務めるところが登場しています。

国内のネット証券で栄えある初の主幹事証券となったのが、マネックス・ビーンズ証券。2005年6月にドリームバイザー・ドット・コムが東証マザーズに上場を果たしています。

また、楽天証券イー・トレード証券も主幹事案件の獲得に積極的に取り組んでいます。

こうした取り組みが実現されていけば、ネット証券でIPO株をゲットできるチャンスはこれからますます拡大していきそうですね。

――次回は、転んでもタダでは起きないIPOの極意【その2】として、ネット証券を活用して当選確率をアップする方法を伝授します。お楽しみに!

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